カフェレーサーのスラクストンRSに次ぐホットモデルがこれ。伝統的バーチカルツインの1200ccエンジンを搭載。個性的バーエンドミラーの装備を初め、各使用パーツが厳選される等、マッシブな高性能ロードスターとして仕上げられている。その原点にあるのは1938年製のSpeed Twin、トライアンフの名声を世界に広める事に貢献した伝説のモデルで、今回の試乗はその現代版というわけだ。
REPORT●近田 茂(CHIKATA Shigeru)
PHOTO●徳永 茂(TOKUNAGA Shigeru)
取材協力●トライアンフ モーターサイクル ジャパン
※2020年9月13日に掲載した記事を再編集したものです。
価格やカラーバリエーションが現在とは異なる場合があります。
ディテール解説
主要諸元
エンジン形式:水冷SOHC並列2気筒 8バルブ270°クランク
排気量:1200cc
ボア・ストローク:97.6×80mm
圧縮比:11.0 :1
最高出力:97PS(72kW)/6,750rpm
最大トルク:112Nm/4,950rpm
吸気システム:マルチポイントシーケンシャル電子燃料噴射
エグゾーストシステム:2-INTO-2 エグゾーストシステム(ブラシ仕上げ)
始動方式:セルモーター
潤滑方式:ウェットサンプ
潤滑油量:3.8L(フィルター交換時・3.4L/オイルのみ交換時・3.2L)
駆動方式:Xリングチェーン
クラッチ:湿式多板式、アシスト付
トランスミッション:6速
一次減速比:1,257(93/74)
二次減速比:2.625(42/16)
ギヤ比
1速:3,500(49/14)
2速:2,500(45/18)
3速:1,850(37/20)
4速:1,480(37/25)
5速:1,296(35/27)
6速:1,172(34/29)
フレーム:鋼管とアルミニウム製クレードル
スイングアーム:アルミニウム製両持ちタイプ
ホイール(前/後):鋳造アルミ合金、マルチスポーク、17x3.5インチ / 同17x5.0インチ
タイヤ(前/後):チューブレス120/70 ZR-17 / 同160/60 ZR-17
サスペンション(前/後): φ41mmフォーク/ プリロード調整機能付きツインショック
トラベル量(前/後):120 mm/120 mm
ブレーキ(前/後):Brembo製φ305mmツインディスク、対向4ピストンキャリパー、ABS /φ220mmシングルディスク、Nissin製2ピストンフローティングキャリパー、ABS
全幅:760mm
全高:1,110mm (除くミラー)
シート高:807mm
ホイールベース:1,430mm
キャスター:22.8 º
トレール:93,5mm
車両重量(乾燥):212kg (196kg)
燃料タンク容量:14.5L
燃料消費率:4.8L/100km(20.8km/L)
試乗後の一言!
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