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カワサキ Z650RS……101万2000円(税込) 2022年4月28日(木)発売予定
2021年9月に欧州仕様が初公開され、今回、国内仕様が正式に発表された新型モデルのカワサキZ650RS。同モデルは、1976年(昭和51年)に発売された、空冷4ストローク直列4気筒652ccエンジンを搭載した「Z650」をイメージしてデザインされているのが特徴。Z650は、風を切る擬音「ZAP(ザップ)」にちなみ、愛称「ザッパー」と呼ばれて人気を獲得したことでも有名だ。
排気量は欧州で昔から人気があり、定番カテゴリーでもある650ccクラスに設定。Z650は4気筒エンジンだが、新登場のZ650RSは、細身でシンプルな2気筒を採用しているのがポイント。
Z650RSはレトロスポーツのアイデンティティを保ちながら、スリムなタンク、短くコンパクトなテールを採用し、モダンでカジュアルなスタイリングを獲得。より軽快で親しみやすいキャラクターを演出している。
低速トルクと優れたレスポンスを持つ、並列2気筒649ccエンジンと軽量なシャシーは、現行モデルのZ650から継承し、扱いやすさと軽快なハンドリングを実現。また、レトロスポーツモデルならではのアップライトなライディングポジション、足着き性の良さも実現。
カワサキ Z650RSの主な特徴
・低中速域における力強さとスムーズなレスポンスを発揮する、649ccの並列2気筒エンジン
・レトロスポーツZ900RSの流れを受け継いだ普遍的な美しさに加え、シンプルでモダンなデザイン
・良好な足着き性を実現する、スリムなシャーシとシート高
・アナログな外観と多機能型LCDインストゥルメントパネルの先進機能を合わせ持つ、2眼専用メーターユニット
・コンパクトさを強調させたデザインとスリムなエルゴノミックパッケージに寄与している燃料タンク
・レトロなバルブ式ヘッドライトと同様、ライト全体が点灯しているような光り方を実現した、丸型LEDヘッドライト
・アップライトなハンドルバーを採用し、ライダーに扱いやすさと高いコントロール性を提供するポジション
・軽量化とスタイリッシュさを高い次元で両立させた、スポークスタイルのキャストホイール
カワサキ Z650RS 主要スペック
型式:8BL-ER650M 全長x全幅x全高:2,065mm×800mm×1,115mm 軸間距離:1,405mm 最低地上高:125mm シート高:800mm キャスター/トレール:24.0°/ 100mm エンジン種類/弁方式:水冷4ストローク並列2気筒/DOHC 4バルブ 総排気量:649cc 内径x行程/圧縮比:83.0mm×60.0mm/10.8:1 最高出力:50kW(68PS)/8,000rpm 最大トルク:63N・m(6.4kgf・m)/6,700rpm 始動方式:セルフスターター 点火方式:バッテリ&コイル(トランジスタ点火) 潤滑方式:セミドライサンプ エンジンオイル容量:2.3L 燃料供給方式:フューエルインジェクション トランスミッション形式:常噛6段リターン クラッチ形式:湿式多板 ギヤ・レシオ: 1速 2.437 (39/16) 2速 1.714 (36/21) 3速 1.333 (32/24) 4速 1.111 (30/27) 5速 0.965 (28/29) 6速 0.851 (23/27) 一次減速比 / 二次減速比:2.095(88/42)/3.066(46/15) フレーム形式:ダイヤモンド 懸架方式: 前 テレスコピック(インナーチューブ径 41mm) 後 スイングアーム(ホリゾンタルバックリンク) ホイールトラベル:前 125mm 後 130mm タイヤサイズ: 前 120/70ZR17M/C (58W) 後 160/60ZR17M/C (69W) ホイールサイズ 前 17M/C×MT3.50 後 17M/C×MT4.50 ブレーキ形式: 前 デュアルディスク 300mm (外径) 後 シングルディスク 220mm (外径) ステアリングアングル(左/右):35°/ 35° 車両重量:188kg 燃料タンク容量:12L 乗車定員:2名 燃料消費率(km/L)※1: 31.8km/L(国土交通省届出値:60km/h・定地燃費値、2名乗車時)※2 23.0km/L(WMTCモード値 クラス3-2、1名乗車時)※3 最小回転半径:2.6m カラー:キャンディエメラルドグリーン(GN1) メタリックムーンダストグレー×エボニー(GY1)
※1:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状況などの諸条件により異なります。
※2:定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
※3: WMTCモード値とは、発進・加速・停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。
※改良のため、仕様および諸元は予告なく変更することがあります。
1976年(昭和51年)に登場!空冷4ストローク直列4気筒652ccエンジン搭載の、通称ザッパー「カワサキ Z650」とは?
1976年(昭和51年)に登場したカワサキZ650。空冷4ストローク直列4気筒DOHC 2バルブ652ccエンジンを搭載。最高出力は64ps/8,000rpm、最大トルクは5.8kg-m/6,500rpm。
カワサキZ650は、“ゼッツー(ZⅡ)”と呼ばれたZ750RSが生産終了後、ゼッツーの弟分として1976年(昭和51年)に登場。空冷4ストローク直列4気筒DOHC 2バルブ652ccエンジンを搭載し、“ザッパー”と呼ばれ、人気を獲得した。
カワサキZ650は、1973(昭和48年)年から1975(昭和50年)年まで生産。排気量746ccのZⅡ(ゼッツー/Z750RS)の弟分として登場し、外観デザインはZⅡと酷似しているのが特徴だ。