話題の新型「カワサキZ650RS」。エンジンは2気筒649cc、ずばり“ザッパー”の再来です!

カワサキは排気量649ccのミドルサイズNEWオレトロ・ネイキッドスポーツ「Z650RS」を正式に発表。エンジンは水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ649ccを搭載。Z650RSのモチーフとなったのは、1976年(昭和51年)に登場した空冷4ストローク直列4気筒DOHC2バルブ652ccエンジン搭載の「Z650(通称ザッパー)」。新型のZ650RSは、70年代にリリースされたZ650のレトロな雰囲気と、現代のメカニズムを上手く融合。国内では2022年春頃に発売予定。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
注:写真と詳細はすべて欧州仕様車(画像は実際のモデルと仕様が異なる場合あり)

カワサキ Z650RS……国内発売は2022年春頃を予定

キャンディエメラルドグリーン
2022 Kawasaki Z650RS | Official Unveiling Video | Retrovolution Begins(Kawasaki Motors)

 国内では2022年春頃に発売予定のNEWモデル、カワサキZ650RSは、1976年(昭和51年)に発売された、空冷4ストローク直列4気筒652ccエンジンを搭載した「Z650」をイメージしてデザインされたモデル。Z650は、風を切る擬音「ZAP(ザップ)」にちなみ、愛称「ザッパー」と呼ばれて人気を獲得。Z650は4気筒エンジンだが、新登場のZ650RSは、細身でシンプルな2気筒を採用しているのが特徴だ。

1976年(昭和51年)に登場したカワサキZ650。空冷4ストローク直列4気筒DOHC 2バルブ652ccエンジンを搭載。最高出力は64ps/8,000rpm、最大トルクは5.8kg-m/6,500rpm。
“ゼッツー(ZⅡ)”と呼ばれたZ750RSが生産終了後、ゼッツーの弟分として1976年(昭和51年)に登場したカワサキZ650。空冷4ストローク直列4気筒DOHC 2バルブ652ccエンジンを搭載。“ザッパー”と呼ばれ、人気を獲得
カワサキZ650は、1973(昭和48年)年から1975(昭和50年)年まで生産された、排気量746ccのZⅡ(ゼッツー/Z750RS)の弟分として登場。外観デザインは、ZⅡと酷似しているのが特徴。
写真右はNEWモデルのZ650RS。写真左はZ650。
写真左はNEWモデルのZ650RS。写真右はZ650。

 NEWモデルのZ650RSは、名車「Z1(Z900スーパー4)」のイメージを、現代のメカニズムと融合させ、世界中で人気となった人気モデル「Z900RS」と同様の手法で開発。水冷4ストローク並列2気筒DOHC 4バルブ649ccエンジンは、現行のZ650や、ニンジャ650と同系の模様。最高出力は68ps/8000pmm、最大トルクは6.5kg-m/6700rpm、ミッションは6段(現行のZ650やニンジャ650と同数値)。

兄弟分のカワサキZ650。価格は84万7000円。水冷4ストローク並列2気筒DOHC 4バルブ649ccエンジン搭載。最高出力は68ps/8,000rpm。最大トルクは6.4kgf・m/6700rpm。

カワサキ Z650RS 主要スペック

全長×全高×全幅:2065mm×800mm×1115mm
軸距:1405mm
シート高:820mm
車重187kg(装備)
エンジン:水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ
排気量:649cc
最高出力:68ps/8000pmm
最大トルク:6.5kg-m/6700rpm
変速機:6段
燃料タンク容量:12L
タイヤサイズ:前120/70ZR17 後160/60ZR17

メタリックムーンダストグレー×エボニー
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メタリックスパークブラック
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カワサキ Z650RS ディテール(一部オプションパーツあり)

カワサキ Z650RS イメージ写真

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