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カワサキ・Z650……786,240円
ニンジャ650よりも軽快な乗り味
前回紹介したニンジャ650からの変更点はカウルがあるかないかという点とハンドルがパイプハンドル仕様になっている程度。車体やエンジン、足まわりは基本的に同じだから、それほど違いはないだろうと思っていた。
ところがニンジャ650から乗り換えて走り出した瞬間、ずいぶん軽快に加速していくような印象を受けた。車重が軽くなったことばかりではなく、カウルがなくなったことで風が当たるようになったことによる体感的な変化によるものかもしれない。
低中速重視のツインエンジンはデュアルスロットルバルブの効果で、スロットルを開けた時のトルクの出方がリニア。スロットル開け始めは扱いやすく、そこからトルクと出てくる。3000rpmくらいからの盛り上がり方がとても力強くて楽しい。ツインの排気音も心地よい
ストリートを走っているときは、バイクがあまりバンクしないけれど、そんな状態でも、立ち上がりでは低回転からでもスロットル操作だけでリヤサスを沈めてタイヤを押し付けるくらいのトルクがあるから、この回転域を使っていても十分キビキビした走りを楽しむことができる