目次
ディテール解説
サイドエッジ部でツートーンに塗り分けられたFRP製のカウルデザインは、シンプルかつ美しい仕上がりを魅せてくれる。7個のリベット止め処理されたクリアスクリーンや周辺景色の映り込みも綺麗。
フロントフォークはショーワ(日立Astemo)製SFF-BP倒立式を採用。120/70ZR-17サイズの装着タイヤはダンロップ製スポーツマックスGPR-300F。ラジアルマウントされた油圧キャリパーはNISSIN製対向4ポッド式。
搭載エンジンは右サイドカムチェーン方式、270度位相クランクを持つ水冷OHC直列ツイン。ユニカム機構が採用された気筒当り4バルブヘッドが採用されている。
2本のエキゾーストパイプはクランクケース前方で集合し、エンジン下部の右サイドを通り、右出しマフラーへと導かれる。ご覧の通り、マフラーエンドは2つの排気口が設けられている。・
プロリンク構造を備えたモノショックとアルミニウム製スイングアームを持つリアサスペンションを採用。ご覧の通り、ショックのアッパー部にはダイヤル式プリロードアジャスターが装備されている。
マフラー下部に覗くのはリアサスペンションのリンク機構。リアブレーキはφ256mmシングルディスクにNISSIN製シングルピストンのピンスライド式油圧キャリパーを採用。
クリップオンのセパレートハンドルを装備。低すぎることのない程よい高さにある。細いスチール製ステーを使用してフレームマウントされたロケットカウル。シングルメーターの採用等、懐かしさが感じられる。
回転計のみだった古き時代のレーシングマシンを彷彿とさせるシンプルなメーターデザイン。反転液晶ディスプレイが採用され、見やすく多彩な情報表示が成されている。
ショートカットされたシートカウルもFRP製。リアエンドにLED式テール&ストップランプを装備。ウインカーはナンバープレートステー側に装着されている。
主要諸元
HAWK 11
車名・型式:ホンダ・8BL-SC85
全長(mm):2,190
全幅(mm):710
全高(mm):1,160
軸距(mm):1,510
最低地上高(mm):200
シート高(mm):820
車両重量(kg):214
乗車定員(人):2
燃料消費率(km/L):33.5(60km/h)〈2名乗車時〉
WMTCモード値(km/L):21.2〈1名乗車時〉
最小回転半径(m):3.4
エンジン型式:SC84E
エンジン種類:水冷4ストロークOHC(ユニカム)4バルブ直列2気筒
総排気量(㎤):1,082
内径×行程(mm):92.0×81.4
圧縮比:10.1:1
最高出力(kW[PS]/rpm):75[102]/7,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm):104[10.6]/6,250
燃料供給装置形式:電子式〈電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)〉
始動方式:セルフ式
点火装置形式:フルトランジスタ式バッテリー点火
バッテリー:YTZ14S [12V-11,2Ah(10HR)]
潤滑方式:圧送飛沫併用式
潤滑油量(L):5.2(交換時:4.0)
燃料タンク容量(L):14(無鉛レギュラーガソリン)
クラッチ形式:湿式多板コイルスプリング式
変速機形式:常時噛合式6段リターン
変速比:
1速 2.866
2速 1.888
3速 1.480
4速 1.230
5速 1.064
6速 0.972
減速比(1次/2次):1.717/2,470
キャスター角(度):25゜00′
トレール量(mm):98
タイヤ(前/後):120/70ZR-17M/C(58W) / 180/55ZR-17M/C(73W)
ブレーキ形式(前/後):油圧式ダブルディスク / 油圧式ディスク
懸架方式(前/後):テレスコピック式 (倒立サス)/ スイングアーム式(プロリンク)
フレーム形式:セミダブルクレードル