ASK MOTORCYCLE the half200
アメリカンカスタムが多数を占めるHCSにおいて、一際異彩を放っていたのが写真のカスタム。ベース車両はホンダが1985年(昭和60年)にリリースしたトライアルモデル・TLM200R。
「the half200」と命名されたこのカスタムは、「ASK MOTORCYCLE」の代表である山本諒氏が発表予定の小説『ENIAC』の世界観をリンクさせたもの。
今回の出展にあたり、the half200の横には『ENIAC』の世界観をイメージしたイラストもお目見え。緊迫感のある劇画タッチのこのイラストは、クリエイターである加藤ノブキ氏が担当した。
the half200は空冷2ストローク単気筒エンジンに、膨張室を大きく膨らませたアップ型のスポーツチャンバーを組み合わせ。近未来をイメージさせるヘッドライトは、縦長タイプを採用して個性的なフロントマスクを演出。
タンクカバー、サイドカバー、フロントフェンダーなどの外装類はカーボン製をチョイスして、ワイルドかつスパルタンなフォルムを獲得。駆動チェーン部にはシルバーのカバーを導入して、スクーター風の左サイドフォルムに仕上げている。
前後ホイールは3本スポークの17インチキャスト型とし、前後タイヤはロードタイプではなく、オフロードもこなせるブロックパターンをコーディネイト。リアホイールは片持ち式のプロアーム型スイングアームに合わせ、カーボン製のホイールカバーを装備済み。