まるで宝石のような立体感を表現した3DペイントのハーレーダビッドソンFLSTFファットボーイ。しかも三輪のド迫力!【東京オートサロン2023】

2023年1月13日(金)~1月15日(日)、千葉県・幕張メッセで開催された東京オートサロン2023。東京オートサロンは四輪車のショー。しかし数は極めて少ないが、バイクもごく稀に出展されているのがポイント。ここではペイントのエキスパート「ROHAN」のブースに出展されたトライク仕様のハーレーダビッドソン改をご紹介しよう。
PHOTO/REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
ROHAN https://rohan-izawa.com/
ベース車両は2007年式のハーレーダビッドソン FLSTF ファットボーイ(1580cc)。

米国のハーレーダビッドソン FLSTF ファットボーイ(1580cc)をフロント一輪・リア二輪のトライクにカスタマイズ。外観はシルバーカラーを基調にした、ラグジーな雰囲気を演出している。

ガソリンタンク、前後フェンダー、ヘッドライトカバー、シートには、「エングレービング」と呼ばれる、立体的な3Dペイントを実施。エングレービングとは、ボディに職人がひとつひとつ、手彫りで彫刻を実施。その上に、メッキ加工やアルミポリッシュを施すポピュラーな手法。

エングレービングはメッキ加工できるミラーやドアノブなどに施工するのが一般的。一方、ROHANでは独自の「IZ METAL」塗料を彫刻の上に施すことで、アクセントパーツだけでなく全身への施工を実現している。

東京オートサロン2019では、総合グランプリ&インポートカー部門にて最優秀賞を獲得

ROHANでは10年の歳月を費やし、独自の「IZ METAL」塗料を開発。この塗料を使うことで、独特なメタル調(金属色)を実現し、圧倒的な輝度を獲得。これを「メタルペイント」と呼ぶ。

メタルペイントは、気になる変色や劣化の心配もなく、手軽に塗装できる画期的な塗装術。メタルペイントをエングレービングの上に施工することで、立体感と奥行きが際立つのがポイント。

ROHANは、この塗装術を駆使した外国車を東京オートサロン2019に出展。総合グランプリ及びインポートカー部門にて、最優秀賞を獲得した。

外装やケース類に3D立体ペイントを施したハーレーダビッドソン FLHX ストリートグライド。後ろは東京オートサロン2019にて、総合グランプリ及びインポートカー部門の最優秀賞を獲得した車両。

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