モンキー125にアルミフレームってやり過ぎ!? | 大阪・東京モーターサイクルショー2023

旧モンキーのカスタムとして究極のカタチだったのがアルミフレームから組み直すこと。同じことをモンキー125でもできないか考えるファンは多いことだろう。ついに待望のアルミフレームがOVERから発売されそうだ!

PHOTO&REPORT●増田 満(MASUDA Mitsuru)
OVER OV-44コンプリート車両。

2018年に原付2種モデルとして発売されたホンダ・モンキー125。進化を繰り返し2021年にはモデルチェンジを受けフロントブレーキにABSを標準装備したほか、ミッションが従来の4速から5速へ変更された。すでに新しいモンキーの世界は確立されカスタムパーツも出揃った感がある。ただ、古い50cc時代の旧モンキーでカスタムを楽しんできた人たちにとっては、フレームから刷新してしまうことができないことを不満にしていたのではないだろうか? 旧モンキーには各社から専用アルミフレームが発売されていたものだが、モンキー125用をラインナップしているのは1社のみ。そろそろ次なるメーカー製が登場するのでは?と淡い期待を抱いていたことだろう。

試作品として展示されたアルミフレーム。

1択だったモンキー125用アルミフレームに選択肢が広がりそうだ。というのも東京モーターサイクルショーのOVERブースに、試作品という断り付きだが新型アルミフレームから組み上げられたコンプリート車両が展示されていたからだ。OV-44と名付けられた車両には新型アルミフレームのほか試作品のステムロワーキットによりOVERスポーツライディングハンドルキットが組み込まれ、スイングアーム・スタビ付きや前後にキャリパーサポートを用いてブレンボキャリパーが装着されている。これだけでも見違えるような走りになることは想像に難くない。さらにGP-TENホイールや4ポジション・バックステップなど、発売済みの製品たちでノーマルとは別物に仕立てられていた。細かい部分は写真を見ていただくとして、まずは試作品のアルミフレームが発売されることを楽しみに待とう!

スイングアームはすでに発売されている製品。
リヤキャリパーサポートも発売されている製品。
試作品のステムロワーキットを用いてスポーツハンドルキットを装着。
フロントのキャリパーサポートでブレンボキャリパーを装着。SUNSTARディスクは試作品。
マフラーはGP-Performance XL。
発売中の4ポジション バックステップ。

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著者プロフィール

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増田満

小学生時代にスーパーカーブームが巻き起こり後楽園球場へ足を運んだ世代。大学卒業後は自動車雑誌編集部…