え、FedEx? ん? モトコンポ? レトロ系原チャリを楽しくイジりまくり!

モトコンポ専門ショップ、SUBARM(サブアーム)のカスタムマシン第3弾は、ノーマルのディテールを重視しながら、みっちりとレストアされて快適さを高めた一台にフィーチャー!

PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)
取材協力●SUBARM  https://www.subarm.jp/

サブアーム製作マシン、3台目はワールドワイドに活躍する「FedEx Express」のコーポレートカラーを身にまとう。これはラッピングで実現しており、“箱型”のモトコンポに適したドレスアップ術だ!

こちらの車両はダクトレスのT-ONE製FRPフルカウルに変更されて貼り付けがしやすくなっているのも特筆点! リヤウイングもT-ONE製で揃え、ハリボテレーシング製のドライカーボンフロントフェンダーでスポーティにアレンジしている。

さて中身はというと、サブアームではゴリゴリのカスタムマシンが多いのだが、こちらは“ノーマル”を大事にきっちりとレストアしたメニューとなっている。

シリンダーヘッドは社外(アメリカ)のアルミ削り出しに変更済み

まず車体を組み直し、各部の“ガタ”を解消。さらに高強度のチタン材でアクスルカラーを作ったり、ベアリングを社外品に打ち換え、シムを追加して調整するなど目に見えないところに注力している。フリクションロス(抵抗)を無くすという基本に立ち返ったもので、エンジンもスムーズに回り、走行時の振れも少なく、カチっとした乗り心地を実現!

なおホーンボタンやハンドルノブのキャップ部分などもチタンでワンオフ! ツヤのある青光りがさりげなくアクセントになっている。

足周りはブラックの8インチ3本スポークリムで一見すると純正にも見えるが、スカッシュ純正に入れ替えて若干ワイドに。モトコンポの前後リム幅は1.5Jだが、こちらは1.85Jに太くなり、タイヤはズーク純正の「足跡タイヤ(IRC製MB62:70/100-8)」を装着している。

ハンドルやシートを格納した状態でもグラフィックの統一感がとれている。スムージングされたかのようなFRP外装もグッド!

次回はエンジンスワップなどでガッツリ手が加えられたモトコンポ改をご紹介! 


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佐藤恭央