【広島県竹原市】バイクで行きたいツーリングスポット|江戸時代の面影が残る「竹原のまち」|たまゆら

前回に続いて古い街並みの景色をお届けします。徳永茂・旅の写真コレクション、中国地方の広島県“竹原のまち”は「安芸の小京都」と言われ、古き町並みが保存されています。

PHOTO⚫️徳永 茂(TOKUNAGA Shigeru)
編集⚫️近田 茂(CHIKATA Shigeru)
雨に濡れる石畳みもまた風情がある。

江戸時代後期に瀬戸内海の製塩産業や酒造業で栄え、竹原港へは多くの船の往来があったそう。今回示した座標ポイントは本町通りと大小路の交差点。古い歴史的建造物や景観が残された「町並み保存地域」のほぼ中心に位置する場所だ。すぐ近くには「神田邸」や「町並み保存センター」、そして「竹原市歴史民族資料館」がある。町なみはどこを見ても絵になる光景が続く。「安芸の小京都」言われるのも納得なのだ。安らぎを感じられる風情の中をゆっくりと散策する気持ちよさは格別。
一方テレビCM撮影やアニメの聖地としても知られ、「たまゆら」などにも登場している。また瀬戸内海に浮かぶ近くの大久野島は、兎が沢山生息していることでも有名。竹原は山陽自動車道や国道2号戦からも離れた位置にあるのでアクセスはあまり良くない。通常ルートはいわゆる3桁国道(432号)をトコトコと進むのが一般的。バイクを置いて一服するつもりで訪れるのがお勧めだ。食事何処や民芸品など、観光地としての人気も高そう。お寺巡りも乙なもの。帰りは賀茂川沿いを北上して15分も走れば着く「湯坂温泉郷」に立ち寄るのもお勧めプランのひとつだ。

安芸の小京都と言われている。

広島県竹原市本町3丁目(JR呉線〈瀬戸内さざなみ線〉)「竹原」駅から徒歩で約15分/約1km)

風情のある佇まいが続く。

江戸時代の景観を残す町なみ。
2000年には、“都市景観100選”に選出されたそう。

古い町なみの散策は心が落ち着く。

古い町なみに引き立つ真紅の和傘が粋。

(一社)竹原観光協会
URL:https://www.takeharakankou.jp/

すっかり熟した柿も絵になる。
道の駅「たけはら」には駐車場がある。トイレも町中に点在。

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著者プロフィール

近田 茂 近影

近田 茂

1953年東京生まれ。1976年日本大学法学部卒業、株式会社三栄書房(現・三栄)に入社しモト・ライダー誌の…