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Bentley Residences
216戸のプライベートレジデンス
ベントレーモーターズと、アメリカ・フロリダを拠点とする建設会社デザー・デベロップメント(Dezer Development)は、フロリダの高級住宅街サニー・アイルズ・ビーチのオーシャンフロントに建設されるベントレー初のレジデンスタワー「ベントレーレジデンス」の着工を発表した。
ベントレーレジデンスは、4基の革新的なカーリフト「デザーベーター」とガラス張りのスカイガレージを備え、216戸のプライベートレジデンスに車両を展示可能。地上62階建て、大西洋とマイアミのビーチを一望することができる。5つ星のホスピタリティとサービスを備えたビーチでのリゾートスタイルのコンドミニアムは、2027年末に完成する予定だ。
ベントレーレジデンスの起工式に参加したデザー・デベロップメントのギル・デザー会長は、次のように喜びを語った。
「ベントレーレジデンスの着工は、このプロジェクトにとって大きな節目となります。私たちのビジョンを実現するための新たな一歩だと言えるでしょう。サニー・アイルズ・ビーチに全く新しい高級居住体験を導入できることに興奮しています。ベントレーモーターズとの関係を深め、唯一無二のプロジェクトを実現することを楽しみにしています」
ベントレーの特徴的なデザイン要素を導入
シーガー・スアレス・アーキテクト(Sieger Suarez Architects)が、ベントレーモーターズと共同で設計したベントレーレジデンスは、ベントレーの最も特徴的なデザイン要素を、建築とインテリアに採り入れる予定だ。
例えば、ベントレー製車両のドアパネルに施されたダイヤモンドキルト・ステッチは、自然光を屈折させるために絶妙な角度をつけたダイヤモンド型ガラスパネルとなって、タワーのファサードで再現される。また、バスルームのダイヤモンド型ストーンや、ロビーに敷き詰められたダイヤモンド型フロアタイルなど、建物全体に反映されるという。
ベントレーモーターズのリージョナルディレクター、クリストフ・ジョルジュは、「ベントレーレジデンスの開発における重要な節目を祝えたことを、たいへん嬉しく思います。素晴らしいデザインに対する私たちのコミットメントを示すこの開発事業は、ベントレー・ブランドの哲学そのものを表現する、素晴らしい居住体験を作り上げることでしょう」と、コメントした。
車両のまま部屋へ向かえる「デザーベーター」
ベントレーレジデンスにはデザー・デベロップメントが独自開発した車両用エレベーター「デザーベーター(Dezervator)」を4基設置。デザーベーターは749フィート(約230m)のレジデンス最上階までクルマを運搬する能力を持つ。各エレベーターには油圧システムが搭載されており、このシステムでタイヤを挟み、クルマを引っ張ってロボットシャトルシステムに載せた後、目的階までエレベーターが上下に移動する。
低層階ではエレベーターの周囲がガラス張りとなり、建物内の共用エリアを一望できる設計を採用した。最上階の61階まで、各住戸内に3台または4台駐車可能なスカイガレージも用意されており、希望すればEV用充電機器の設置も可能。またスカイガレージにはオートバイや自転車などの収納スペースを追加することができる。
居住者が所有するクルマにはすべて「RFIDタグ」が貼られ、ベントレーレジデンスに到着するとRFIDタグを自動でスキャン。高度な照明システムが作動し、自宅に移動するための正しいデザーベーターへとドライバーを誘導する。ID情報が自動で認識されるため、ドライバーは降車したり、ボタンを押したりする必要もなく、そのままスムーズに自宅前へと移動できる。
高級ホテルを凌駕する施設や設備の数々
2.4エーカーの広大な敷地に建設されるベントレーレジデンスは、マイアミで最も美しいビーチ沿いに位置し、住民は年間を通じてリゾート風のライフスタイルを送ることができる。
敷地内には、緑豊かなビーチクラブとオーシャンフロントのプールデッキを備え、飲食サービスや大西洋の壮大な眺望が楽しめるほか、ウィスキーバー、シガーラウンジ、ウェルネス&リバイタライゼーション・スパ、映画館、ビューティーサロンなど、様々なアメニティ施設も揃えられる。
また、ジェームズ・ビアード賞を4度受賞したセレブリティシェフ、トッド・イングリッシュ(Todd English)がメニューとダイニングエクスペリエンスを監修した高級プライベートレストランでは、ケータリング、料理、さらにワインとのペアリングなども居住者に提供される。