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Sutton CS850GT
右ハンドル版シェルビー GT500を独自開発
英国・ロンドンのセント・ジョンズ・ウッドを拠点とする「クライヴ・サットン(Clive Sutton)」は、30年以上にわたりアメリカやヨーロッパ製スポーツカーを中心としたチューニングアップグレードやカスタムカーを展開してきた。
今回、クライヴ・サットンは、5.0リッターV型8気筒エンジンを搭載した新型フォード マスタングをベースとする「CS850GT マスタング」を発表。フォードが英国市場向けに右ハンドル仕様の「シェルビー GT500」を販売していないことに不満を持つカスタマーの声に応えて、このニューモデルが開発されている。
15年以上にわたり、クライヴ・サットンはフォード マスタングとシェルビー マスタングの英国における最大級の輸入業者として君臨。2016年からはマスタングの専門部門を展開しており、今回のCS850GTに先立って、ハイパフォーマンス仕様のCS700やCS800をリリースしている。
スーパーチャージャーの装着でベース車から2倍のパワー
CS850GT マスタングは、英国で最もパワフルなマスタングとして登場した。専用チューンされたウィップル製スーパーチャージャー、インタークーラー、クワッド・アクティブ・エキゾーストを装着したことで、ノーマルのマスタングの最高出力454hp(460ps)のほぼ2倍となる847hp(859ps)にまでパワーアップ。さらに902Nmという最大トルクも実現している。ギヤボックスはマシンを操る楽しさを重視し、6速マニュアルトランスミッションが組み合わせられた。
ビッグパワーに対応し、質の高いドライビングプレジャーを提供すべく、サスペンションとシャシーは、英国・ヨーロッパの道路を考慮して大幅にアップグレード。フロント&リヤ・アンチロールバーや新規開発されたサブフレームコンポーネントに加え、ヴォッセ製20インチホイール、DBA製ブレーキ、ホーク製ブレーキパッドを採用した。
マッスルカーに相応しい獰猛なエクステリア
エクステリアに関しては、フロントセクションのデザインを全面的に刷新し、マッスルカーに相応しい獰猛なエクステリアを手にした。
新形状のバンパーリップ、カーボンファイバー製サイドロッカー、クワッド・エキゾーストを収納するカーボンファイバー製リヤバランスなどにより、「シェルビー GT500」スタイルを再現。さらにカラーアジャスタブル・トライバー・ヘッドライト、LEDサイド&テールライトを採用したことで、夜間の視認性も向上している。
サットン CS850GTについて、「私たちのカスタマーは、最高レベルのパフォーマンス、ハンドリング、品質を求めています。サットン CS850GTは、すべての分野でお客様の期待を上回る存在になったと確信しています。このスペシャルなマスタングは、シェルビー GT500を含むすべての純正モデルを凌ぐ性能を手にしました」と、クライヴ・サットンは胸を張る。
カーボンファイバーをふんだんに採り入れたコクピット
コクピットには、スクエアボトムのサットン製パフォーマンスステアリングホイールを採用。サットン製モデルであることを主張するビレット加工されたアルミ製スターターボタンが、こちらも専用開発されたカーボンファイバー製ダッシュボードに配置された。
カスタマーは、アルカンターラとレザーを組み合わせたり、コントラストステッチでアクセントを加えるなど、インテリアのマテリアルやカラーを自由にカスタマイズすることができる。
CS850GTの価格は11万5000ポンドから。さらにパフォーマンスを向上させるべく、様々な追加オプションも用意されている。例えば、サーキット走行を重視するオーナーには、サットン製カーボントラックスポイラーを装着することも可能だ。
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