【スクープ!】 謎のマカン EVの中身は「アウディ Q8 e-tron」プロトタイプ?

【スクープ!】 マカンEVと見せかけて次期型「アウディ Q8 e-tron」がテスト走行

「ポルシェ マカンEV」のボディを纏ったプロトタイプがテスト走行をする様子が目撃された。
「ポルシェ マカンEV」のボディを纏ったプロトタイプがテスト走行をする様子が目撃された。
ポルシェのエントリーSUV「マカン EV」のテスト車両をカメラが捉えた。だが、どこか様子がおかしい。その実体はアウディのプロトタイプと噂される、このSUVの正体とは?

AUDI Q8 e-tron

謎のマカンの中身はアウディ Q8 e-tron?

このクルマの正体は、そのナンバープレートにヒントがある。
このクルマの正体は、そのナンバープレートにヒントがある。

以前フラッグシップSUVの「カイエン EV」が、マカンのボディをまとってテスト走行する様子が目撃された。その際の車両とはフロントエンドのデザインや、フェンダーアーチのエクステンションの形状やサイズなどが異なっている。

ナンバープレートを見ると、「IN」で始まっているのがわかる。ポルシェのプロトタイプは通常、バーデン=ヴュルテンブルク州にあるベーブリンゲン地区の「BB」、またはルートヴィヒスブルク地区の「LB」で始まる。一方アウディの場合、本拠地であるバイエルン州のインゴルシュタットを表す「IN」のライセンスプレートを付けることが多い。

ボディサイズも近いことから、このプロトタイプはマカンのミュールボディを纏ったカイエン EVではなく、次期型の「アウディ Q8 e-tron」である可能性が高い。いずれにしても、イエローのステッカーが貼られていることから、電動モデルであることは間違いない。

パワーユニットは500PS超を発生

アウディQ6 e-tronやマカンEVとの共通点は多いだろう。
アウディ Q6 e-tronやマカン EVとの共通点は多いだろう。

次期型Q8 e-tronとカイエン EVは、マカン EVと「アウディ Q6 e-tron」で使用されている「PPE」(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)に改良が施されたプラットフォームを採用する。バッテリーとモーターを中心に、多くのハードウェアを共有して登場するだろう。

正確なスペックを語るのは時期尚早だが、Q6 e-tronはローンチコントロールを起動すると最大462PSを発生する。SQ6では517PSに達する。また、1回の充電あたり最大625km(WLTP)の走行を可能にする100kWhのバッテリーが搭載されている。スタイリングも含め、Q8 e-tron次期型もSQ6と多くの共通点をもって登場するだろう。

量産型の発表は年内か?

アウディQ8 e-tronの新型は、年内に登場する可能性もあると考えられる。
アウディ Q8 e-tronの新型は、年内に登場する可能性もあると考えられる。

現行モデルと言えるオリジナルの「アウディ e-tron」は2018年に発売され、日本には2021年に導入された。2022年に行われたフェイスリフトで「Q8 e-tron」に改名されている。すでに登場から6年が経過しており、世代交代のタイミングであることは間違いないだろう。次期型アウディ Q8 e-tronの年内デビューに期待したい。

アウディの新型電動SUVのQ6 e-tron。その「スポーツバック」プロトタイプが公道でテスト走行を行う様子を捉えた。

非公開: 【スクープ!】電動SUV「アウディ Q6 e-tron」が来年デビュー?「ポルシェ マカンと同じPPEプラットフォーム採用」

アウディは、新型「Q6 e-tron」の発表に向けて準備を進めているようだ。この電動SUVには2つのボディスタイルが用意されるが、今回はアウディが「スポーツバック」と呼ぶクーペスタイルのテスト車両が公道を走行している様子を捉えた。

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著者プロフィール

石川 徹 近影

石川 徹

PRエージェンシーやエンジニアリング会社、自動車メーカー広報部を経てフリーランスに。”文系目線”でモビ…