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Unleashed Jaguar E-type Series 3
Eタイプのスペシャリストが手掛けた新たなシリーズ
アンリーシュドは、Eタイプ シリーズ3をベースにプラットフォームを強化・改良。さらにドライブトレイン、ボディ、インテリアに様々な変更を加えて完璧なフルレストアを敢行した。単純なレストアではなく、リエンジニアリング/リイマジネーションされたモデルが完成している。
アンリーシュドの各モデルはハンドメイドにより4000時間をかけて製造。価格は32万5000ポンドからとなっており、これにEタイプ シリーズ3のドナーカー費用が加わる。
排気量を拡大したV12エンジンは400bhpを発揮
心臓部には、EタイプUKのスペシャリストチームによって、大幅に強化されたV型12気筒エンジンを搭載する。12本のシリンダーはそれぞれリボア加工され、エンジン排気量は5.3リッターから6.1リッターへと拡大。また、セラミックコーティングされた新設計ステンレス製スポーツエキゾーストにより、快適なグランドツアラーらしい繊細さを保ちながら、エキサイティングなエンジンサウンドが実現した。
EタイプUKが独自開発したサイドドラフト式電子制御燃料噴射システムにより、最高出力は400bhpに向上。フルスロットル時には圧倒的な推進力を発揮し、Eタイプにスリリングなスピードをもたらす。ギヤボックスは新設計の5速マニュアルトランスミッションが組み合わされ、大幅に軽量化されたフライホイールを介して後輪を駆動する。
開発段階においては、あらゆる走行条件で現代にも通用する信頼性を確保することが重要なポイントとなった。そのため、高性能ハイフローアルミ製ラジエーター、オイルクーラー、ECU制御冷却ファンを装備し、最適な温度管理を行うことでオーナーに安心感を提供する。
パワーが増加しても、それに見合うハンドリングがなければ意味がない。アンリーシュドは足まわりにフルアジャスタブル式ショックアブソーバーを採用。乗り心地やコーナリングの安定性など、ドライバーの好みに合わせて完全にカスタマイズすることが可能となっている。さらにオプションとして、スポーツトーションバーとPUサスペンションブッシュが用意されており、ハンドリング性能をさらに向上させることも可能だ。
モダンにアップデートされたエクステリア
エクステリアは、オリジナルのシリーズ3のアウトラインを維持しながら、よりスムーズで流れるようなフォルムを実現するために再解釈された。
Eタイプの特徴であるボンネットデザインはそのままに、ルーバーを延長することでエンジンの冷却性能を向上。新たに採用されたデイライトランニング機能付きのLEDヘッドランプは、アンリーシュドとしての個性を強調するだけでなく、夜間の視認性が大幅に向上した。
またフロントセクションには、カスタムメイドのラップアラウンドクロームバンパーを採用。デザインをよりシンプルにすることで、滑らかな美しさを表現した。フロントグリルとバッジもカスタムデザインを採用、リヤにはハンドメイドの一体型クロームバンパーを装着する。
足元はEタイプの特徴であるワイヤーホイールはそのままに、コンペティション用ブレーキの装着を考慮し、16インチにサイズアップ。これはEタイプが持つ不変の個性を活かしながらアップデートするという、アンリーシュドのポリシーに則ったものだ。
快適性が大幅に向上したインテリア
インテリアは、エクステリアと同様に完璧な品質とディテールへのこだわりが表現されている。繊細でモダンなタッチに統一されたフルオーダーメイドのキャビンは、現代のドライバーのあらゆるニーズに応えてくれるだろう。
最高級レザーを使用し、手縫いで仕上げられたカスタムメイドのシートは、ドライバーとパッセンジャーに快適なドライブ空間を提供。さらにシートヒーターも装備されており、冬季でも快適な移動が約束されている。ピアノブラックのダッシュボードは、アルミニウム製センターコンソールと平行に配置。様々なコントロールユニットが美しく配置されている。メータークラスターはクロームで装飾され、視認性に優れるLEDメーターが採用された。
リモートセントラルロック、エンジンスタートスイッチ、電動パワーウインドウ、Bluetooth接続、サラウンドサウンドスピーカー、フロントガラスヒーター、フルオートエアコンディショナーなど、現代に通用する快適装備も標準搭載されている。
アンリーシュド ジャガー Eタイプ シリーズ3を動画でチェック
投稿 英国人の「ジャガー Eタイプ愛」が止まらない。シリーズ3を現代的に解釈した新ブランド「アンリーシュド」デビュー! 【動画】 は GENROQ Web(ゲンロク ウェブ) に最初に表示されました