目次
BMW M4 GT3
最年少記録を更新したマックス・ヘッセ
ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェでのエキサイティングな予選トップセッションを終え、BMW MチームRMGのガレージは歓喜に包まれた。ヘッセがシェルの新カラーリングを纏った「M4 GT3」72号車で、ポールポジションを獲得。2001年生まれのヘッセは、ニュルブルクリンク24時間レースでポールポジションを手にした、最年少ドライバーとなった。
22歳のヘッセは、2000年以降に生まれたBMW Mのワークスドライバー「Gen2K」メンバーとして、シャルル・ウィーツ、ダン・ハーパーと共に、トップグリッドから24時間の決勝レースをスタートする。会心のアタックを終えたヘッセは次のように喜びを語った。
「ポールポジションを獲得できて、本当にうれしいです。これまで、ニュルブルクリンク24時間レースには5回参戦してきましたが、長くハードな仕事ばかりでした。その成果が、24時間レースでの初ポールポジションという形で報われました」
「BMW MチームRMG、BMW Mモータースポーツ、ダンとシャルル、そして素晴らしい仕事をしてくれたすべての人に感謝しています。BMW M4 GT3は本当によく走ってくれました。ただ、24時間レースは長いですし、ポールを獲ったからといってレースに勝ったことにはなりません」
ROWEレーシングの99号車(シェルドン・ファン・デル・リンデ/ドリス・ヴァントール/ロビン・フラインス)は7番グリッド。予選レースで好調を見せたROWEレーシングの98号車(マキシム・マルタン/マルコ・ヴィットマン/ラファエレ・マルチェロ)は、思うようにタイムを伸ばせず21番手に沈んでいる。
2台のBMW M4 GT3が予選2回目に進出
予選トップセッション1回目、3台のBMW M4 GT3を含む、14台のGT3マシンがコースイン。すでに予選2回目へと進出していた12台に加えて、予選1回目のトップ5が2回目へと進出できる。
ROWEレーシングの99号車を駆ったファン・デル・リンデが8分11秒716をマークし、2番手で予選1回目をクリア。BMW MチームRMG 72号車のハーパーが8分12秒070の3番手タイムで続いた一方、ROWEレーシング 98号車のアウグスト・ファルフスは、9番手タイムの8分14秒696に終わり、予選2回目進出を逃してしまった。
17台で争われた予選トップセッション2回目は、1回目と異なるドライバーがステアリングを握る。72号車のヘッセは、アタックラップ1回目で8分10秒992を叩き出して見事ポールポジションを奪取。今回、98号車と99号車の4人目のドライバーとしてエントリーしたファルフスが、99号車をドライブし、8分12秒127で7番手グリッドを確保している。