BMW Mモータースポーツが2026年に向けて新型カスタマー向け車両を開発

BMW Mモータースポーツが開発中の改良新型M2ベースの「M2 CS レーシング」後継マシン

BMW Mモータースポーツは、2026年の投入を予定している、カスタマー向けレーシングカーの開発車両を公開した。
BMW Mモータースポーツは、2026年の投入を予定している、カスタマー向けレーシングカーの開発車両を公開した。
BMW Mモータースポーツは、現行型「M2」をベースとするエントリー向けレーシングカーの開発を続けている。ワンメイクシリーズやクラブマンレースシリーズ用に投入される新型レーシングカーは、2026年シーズンに向けて販売が行われる見込みだ。

New BMW Customer Racingcar 

グラスルーツ向けレーシングカーの伝統

BMW Mモータースポーツは、2026年の投入を予定している、カスタマー向けレーシングカーの開発車両を公開した。
現在、開発されているニューマシンは、世界中のクラブマンシリーズやワンメイクシリーズで使用されている「M235i レーシング」、「M240i レーシング」、「M2 CS レーシング」の後継レーシングカーとなる。

BMW Mモータースポーツは、これまで「M235i レーシング」「M240i レーシング」「M2 CS レーシング」など、手頃な価格で技術的に洗練されたエントリーレベルのレーシングカーを販売してきた。これらのプライベーター向けレーシングカーは、よりレベルの高いGT4やGT3へのステップアップに向けて、完璧な足がかりとなっている。

現在、BMW Mモータースポーツが、M2 改良新型をベースにカスタマー向けエントリーレーシングカーの開発を続けている。新型エントリーレーシングカーの詳細については、後日発表される予定だ。BMW Mモータースポーツのカスタマー・レーシング部門の責任者を務めるビヨルン・レールマンは、現在の状況について次のように説明する。

「BMW Mモータースポーツは、これまでもお客様との距離の近さを追求し続けてきました。私たちには、レース初心者やチームが購入しやすい価格で、同時にBMW Mモータースポーツが手がける最高レベルのテクノロジーを手にすることができる、グラスルーツレース向けのマシンを提供することが求められています」

「今回、この段階でM235i レーシング、M240i レーシング、M2 CS レーシングの後継モデルの存在を発表できることを嬉しく思います。BMW Mモータースポーツの開発陣は、開発初期段階においても集中的に作業し、カスタマーの皆さんが使いやすいレーシングカーの完成に向けて準備を進めています」

パワーユニットが強化され、内外装もブラッシュアップされた、新型「BMW M2」がデビューを飾った。

改良新型「BMW M2」がデビュー「3.0リッター直6ツインターボが486PSにパワーアップ」【動画】

BMW は、内外装とパワートレインをアップデートした改良新型「M2」を発表した。搭載される3.0リッター直列6気筒Mツインパワー・ターボエンジンは、最高出力が20PS(15kW)アップし、486PS(353kW)を発揮。欧州や北米をはじめ、日本市場への導入も決定している。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…