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BMW i7 xDrive60
SNSだけでなくテレビや雑誌でも展開
BMWは、現行ラグジュアリーモデルを主役に据えた、新たなブランドキャンペーンをスタートする。今回「7シリーズ」「8シリーズ」「X7」「XM」といった上位モデルを、息を呑むような風景の中で撮影。公開された印象的なカットは、人間の五感に訴えかけながら、知的な視点も反映することが狙いだという。
インターネット、テレビ、紙媒体を含めたマルチメディアキャンペーンは、まずYouTubeとインスタグラムでスタート。屋外広告、テレビコマーシャル、雑誌媒体など、それぞれの市場に合わせて様々な展開を予定している。キャンペーンは2024年9月から米国を皮切りに、ドイツ、中国、英国、日本、韓国、チェコ、ポーランド、中東と続く予定だ。
BMW AGのブランドマネージメント&プロダクトマネージメント担当副社長のベルント・ケルバーは、今回の新キャンペーンについて次のように説明する。
「新しいブランドキャンペーンの中心にあるのは、BMWの最高級モデルの妥協のないパフォーマンス、洗練さ、そして比類なきスタイルにあります。キャンペーンで使用されているイメージは、すべてのBMWに内在するデザイン、クラフトマンシップ、そして革新的なテクノロジーに対する、抑えきれない情熱が表現されています」
第1弾動画『Lifelines』をYouTubeで公開
ブランドキャンペーン第1弾として公開された、60秒の動画のタイトルは 『Lifelines』。「i7」に焦点を当てた動画は、BMWのYouTubeチャンネルで見ることができる。美しい音楽をバックに、i7が柔らかな光に包まれながら高原に沿って進む。i7が自信をもって未来へとアプローチし、自らの運命を切り開く個性派のためのクルマであることをアピールするという。
フォルクスワーゲンがドイツ国内工場の閉鎖を検討するなど、欧州市場における電動化競争やそれに便乗した中国新興メーカー参入による市場の混乱など、欧州の強豪メーカーも様々な困難に直面している。BMWブランドとしては、価格や表面的な性能による競争から離れて、自らが目指す、透き通るようなドライビングプレジャーを先進的に表現したいところだろう。
今後、ダイナミックにカーブする岩山の輪郭を前にした「8シリーズ クーペ」、雪を頂いた山々の麓に佇む「X7」、荒れ狂う風とドラマチックに波が砕ける海岸を背にした「XM」が登場予定だという。