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Bugatti Baby II Tourbillon Edition
200時間以上をかけてハンドメイドで製造
英国・オックスフォードシャーを拠点とするヘドリー・スタジオはブガッティと共同で、85%スケールの電動ミニカー「ブガッティ ベイビーII」を開発。今回、ブガッティの最新ハイパースポーツ、トゥールビヨンをイメージした限定モデル「トゥールビヨン・エディション」を発表した。
ブガッティ ベイビーIIは、ヘドリー・スタジオの職人により、200時間以上をかけてハンドメイドで製造。伝説のブガッティ タイプ35を緻密に再解釈し、100年前のレーシングカーのエッセンスを現代に再現した。その内外装にはタイプ35のオリジナル製造工程も採り入れられている。
アルミニウム製ボディパネルは、グランプリ・ド・リヨンでデビューしたオリジナルモデルと同様の伝統的なコーチビルディング手法を用い、木製バックスを使用した手打ち製造。旋盤加工が重なり合うアルミニウム製ダッシュボードは、まぶしさを遮り、ドライブの妨げにならないように加工されている。アクセルペダルはアルミニウムのビレットから削り出され、「EB」のロゴが誇らしげに刻まれた。
トゥールビヨンをイメージした専用の内外装
今回、新たに登場した「ベイビーII トゥールビヨン・エディション」は、2024年6月にワールドプレミアされたブガッティの最新ハイブリッドスポーツが掲げるビジョンを内外装に採用。トゥールビヨンのエクステリアカラーがチョイスされており、コックピット後部から車両の前部へと伸びる滑らかな「C」ラインをイメージしたリバリーも加えられている。
ノクターンブラックのリムとガンメタルグレー・カーボンスポークを組み合わせたホイールも、トゥールビヨンのユニークなデザインをイメージ。「EB」の刻印が入れられたホイールキャップ、ガンメタルグレー・カーボンがアクセントのフューエルキャップも、世界最高レベルのラグジュアリーを誇るブガッティならではの装備と言えるだろう。
トゥールビヨンへのオマージュは、贅を極めたライトエアロライト・レザーハイドのコクピットにも引き継がれた。ボディラインを沿うように描かれたフランス国旗は、ヘドリー・スタジオの専属アーティストがハンドペイントで描き込んでいる。ブガッティ・インターナショナルのマネージングディレクターを務めるヴィブケ・ストールは、ベイビーII トゥールビヨン・エディションの発売を受けて次のようにコメントした。
「ヘドリー・スタジオが、モルスハイムのブガッティと緊密に協力し、『ベイビーII トゥールビヨン・エディション』が完成しました。今回、彼らが掲げたビジョンは単なるトリビュートにとどまらず、ブガッティの最新ハイパースポーツが実現した、卓越性の追求を称える仕様になっています。そして、ブガッティの美しさと最先端革新技術が完璧に融合しています。手打ちのアルミニウム製ボディパネルから専用の計器類に至るまで、すべての要素が両ブランドの芸術性へのこだわりを体現しているのです」
【関連リンク】
・ブガッティ ベイビー公式サイト