「メルセデス AMG CLE 53 カブリオレ」の日本導入スタート

4シーターオープン「メルセデス AMG CLE 53 4MATIC+ カブリオレ」がデビュー「最高出力449PSの3.0リッターV6搭載」

ハイパフォーマンスオープントップ「メルセデス AMG CLE 53 4MATIC+ カブリオレ」の日本導入がスタートした。
ハイパフォーマンスオープントップ「メルセデス AMG CLE 53 4MATIC+ カブリオレ」の日本導入がスタートした。
メルセデス・ベンツ日本は「CLE カブリオレ」に、「メルセデス AMG CLE 53 4MATIC+ カブリオレ(ISG)」を追加した。11月22日から、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて販売を開始した。

Mercedes-AMG CLE 53 4MATIC+ Cabriolet

AMGのパフォーマンスを持ったオープンスポーツ

メルセデス AMG CLE 53 4MATIC+ カブリオレは、メルセデス AMG専用のワイドボディを採用。迫力のエクステリアを実現した。
メルセデス AMG CLE 53 4MATIC+ カブリオレは、メルセデス AMG専用のワイドボディを採用。迫力のエクステリアを実現した。

今回追加された「メルセデス AMG CLE 53 4MATIC+ カブリオレ」は、AMG専用デザインを採用したエクステリアデザインと、高いパフォーマンスを感じさせるインテリアを組み合わせたオープントップモデル。

キャビン内へ風の巻き込みを低減するフロントウインドウのウインドウディフレクター、後席後方のドラフトストップによって構成されるエアキャップ、首元を温めることができる「エアスカーフ」により、外気温が低い時にも快適なオープンエアドライブを実現した。ソフトトップは60km以下であれば、20秒以内に電動で開閉操作が可能となっている。

「CLE 53 カブリオレ」のボディサイズは「CLE 200 カブリオレスポーツ(ISG)」と比べ、全長4855mm(+5mm)、全幅1935mm(+75mm)、全高1435mm(+10mm)と、前後にAMG専用のワイドフェンダーを採用。AMGモデルらしい力強いエクステリアを実現した。ボディカラーは有償オプションを含め7色をラインナップする。

フロントセクションにシャークノーズ、新形状のヘッドライト、AMG専用「Aシェイプ」グリルを採用。ラジエターグリルの大型エアインレットと、2基のクロスフィンを備えたエアインレットを経由して、多くのフレッシュエアをエンジンルームへと送り込む。

サイドセクションは流れるような美しいカブリオレデザインに、大きく張り出したフェンダー、標準の19インチAMGアルミホイールを組み合わせた。オプションの「レザーエクスクルーシブ・パッケージ」をチョイスすると、20インチAMGアルミホイールを装着することができる。

改良型3.0リッター直列6気筒ターボを搭載

パワーユニットは最大出力449PS・最大トルク560Nmを発揮する、3.0リッター直列6気筒「M256M」ガソリンターボチャージャーを搭載する。
パワーユニットは最大出力449PS、最大トルク560Nmを発揮する3.0リッター直列6気筒「M256M」ガソリンターボチャージャーを搭載する。

3.0リッター直列6気筒「M256M」ガソリンターボチャージャーに、48V電動スーパーチャージャーとISGを組み合わせる。従来の「M256」をベースに、新設計のインレット/アウトレットチャンネルやピストンリングを採用し、最適な燃焼噴射やターボチャージャーにも改良を加えたことで、最大出力449PS(330kW)という高出力を実現した。

スーパーチャージャーにも改良が加えられ、最大加給圧を1.5barとしたことで、最大トルク560Nm(約10秒間のオーバーブースト時には600Nm)を発生。ISGもアップデートされ、最大出力23PS(17kW)、最大トルク205Nmの追加パワーを発揮する。

遮音性と耐候性に優れたアコースティック・ソフトトップは、室内のノイズレベルを大幅に抑制。クローズ状態ではノーマルボディと変わらない高い静粛性を実現した。ソフトトップの操作は停車中だけでなく、60km/hまでの速度であれば、走行中でも20秒以内で開閉が可能となっている。

フロントシートにはシートヒーターを備え、オプションの「レザーエクスクルーシブ・パッケージ」を選択すると、シートヒーターに加えてシートベンチレーター(運転席・助手席)を追加。アコースティックソフトトップは、標準がブラック、オプションでレッドとグレーから選ぶことができる。

3基の大型ディスプレイを配置したコクピット

コクピットには、12.3インチ・コックピットディスプレイと、2基の11.9インチ・高解像度ディスプレイが配置される。
コクピットには、12.3インチコクピットディスプレイと、2基の11.9インチ高解像度ディスプレイが配置される。

コクピットには、AMGらしいドライバーオリエンテッドなデザインを採用。人間工学に基づいてレイアウトされた、12.3インチコクピットディスプレイと、2基の11.9インチ高解像度ディスプレイが配置される。センターの11.9インチメディアディスプレイを約6度、ドライバー側に傾けたデザインが採用された。日光による反射を防ぐため、メディアディスプレイの傾きを2段階から調節できる。

ダッシュボードトリムや各操作スイッチパネル、ドアパネル、エアアウトレットに、アンビエントライトを導入。インテリアトリムは標準で「ブラックオープン・ポアウッド・インテリアトリム」を装備。オプションの「AMGダイナミック・パッケージ」を選択することで、「AMGカーボンファイバー・インテリアトリム」が装着される。

シートは2色のナッパレザー(ブラック&トンカブラウン/ブラック)をラインナップ、オプションの「レザーエクスクルーシブ・パッケージ」を選択すると、2色のAMGナッパレザー(ブラック&パワーレッド/ブラック)から選ぶことができる。また「レザーエクスクルーシブ・パッケージ」には、「マルチコントロールシートバック・パッケージ」や、シートベンチレーターが含まれる。

車両本体価格(税込)

メルセデス AMG CLE 53 4MATIC+ カブリオレ:1400万円

【問い合わせ】
メルセデス・コール
TEL 0120-190-610

【関連リンク】
・メルセデス・ベンツ公式サイト

迫力のブリスターフェンダーを纏うメルセデスAMG CLE 53 クーペ。

「メルセデスAMG CLE 53 クーペ」に試乗して分かった「いままでのゴーサンじゃない!」

EクラスとCクラスのクーペを統合する形で登場したのがCLE。ちなみに先代のAMG版はEクラスクーペが「53」のみ、Cクラスクーペには「63」と「43」があった。そしてCLEのAMG版はいまのところ「53」しかない。果たして今後「63」が登場するのか今のところは不明だが、まずはこの「53」のポテンシャルを確かめてみるとしよう。(GENROQ 2024年11月号より転載・再構成)

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ゲンロクWeb編集部 近影

ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…