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Porsche Taycan GTS
航続距離500kmの壁を破った初のタイカン
ポルシェにおいて「GTS」とは「グランツーリスモスポーツ」を表す重要な頭文字だ。1963年にデビューしたポルシェ 904 カレラ GTS以来、この3文字はポルシェファンにとって特別な意味を持ってきた。
ポルシェは11月19日~28日に開催されるロサンゼルス・オートショーにおいて、このGTSの名称を与えたタイカンの新たなバリエーション「タイカン GTS」のワールドプレミアを行った。
最大504kmの航続距離(WLTP)を備えたこの新しいスポーツEVは、走行可能距離500kmの壁を破った初のタイカン。 タイカン GTSの登場により、ポルシェの全モデルレンジに伝説的な文字の組み合わせである「GTS」を備えた派生モデルが用意されたことになる。
オールラウンダーとして充実の走行性能
タイカン GTSは、シリーズの中でもスポーティなオールラウンダーとなる。ローンチコントロールの使用時には、最高システム出力440kW(598ps)ものオーバーブーストパワーを発生。0-100km/h加速3.7秒、最高速度は250km/hを発揮する。
GTSはタイカン最新世代の代表として、特に効率的なドライブマネージメントを採用。また、タイカンの他の派生モデルも、新しいモデルイヤーからこのアップデートが適用され、実用面で航続距離が延長されている。
「ポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)」を含むアダプティブエアサスペンションは、横方向のダイナミクスを高めるためGTSに合わせて最適化。オプションの「リヤアクスルステアリング」のセットアップもさらにスポーティになった。変更された「ポルシェエレクトリックスポーツサウンド」のさらに豊かなサウンドパターンは、新しいGTSモデルの特徴を引き立てている。
世界初! 9つに分割されたルーフの透明度をコントロール
エクステリアには、GTS専用フロントエプロン、エクステリアミラーベース、サイドウインドウトリムなど、ブラック/ダークカラーのディテールを採用した。
さらにタイカンGTSの新しいオプションとして「サンシャインコントロール付パノラミックルーフ」を装着することができる。このルーフは、電気的に切り替え可能な液晶フィルムによって透明からマットに変わり、車内を暗くすることなく乗員をまぶしさから保護するシステム。
9つに分割されたルーフは個別に切り替えることも可能。これらの機能は自動車において世界初の技術となる。さらに「透明」と「マット」の設定に加えて、事前に設定された狭いセグメントと広いセグメントのパターンを切り替えることで「セミ」と「ボールド」も選択することが可能だ。
エレガントでダナミックなインテリア
インテリアは、ブラックアルマイト仕上げの「ブラッシュアルミニウム インテリアパッケージ」により、エレガントでダイナミックな雰囲気を強調する。「サンシャインコントロール付パノラミックルーフ」により、明るく開放的なインテリアを実現した。
タイカン・モデルライン担当副社長のケビン・ギークはタイカンへの「GTS」モデルの追加について次のようにコメントした。
「タイカン・モデルレンジは、2019年のワールドプレミア以来、着実に成長しています。5つのモーターラインナップと2種類のボディバリエーションは、あらゆるお客様のご要望にお応えできるでしょう。伝説的な“GTS”の頭文字が与えられたタイカンをシリーズに加えることができたのは本当に嬉しいことです。GTSは、タイカン 4Sとタイカンターボの間に位置付けられるモデルとなり、タイカンシリーズのスイートスポットとなります」
【車両本体価格(税込)】
ポルシェ タイカンGTS:1807万円
【問い合わせ】
ポルシェ カスタマーケアセンター
TEL 0120-846-911
【関連リンク】
・ポルシェ 公式サイト
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