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Volkswagen Golf GTI Clubsport 24h
1976年にデビュー50周年を迎える「GTI」

ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェで開催される「ADACニュルブルクリンク24時間レース」には、今年ものべ23万人以上のファンが詰め掛けることが予想されている。「ゴルフ GTI」がデビュー50周年を迎えることを記念し、フォルクスワーゲンはアニバーサリーモデルのワールドプレミアの舞台に、ニュルブルクリンク24時間レースを選んだ。
初代ゴルフ GTIは、1975年のフランクフルト・モーターショーで発表後、1976年に欧州での販売をスタート。以来、レッド「GTI」ロゴは常にニュルブルクリンクのトラックにおいて、そのパフォーマンスを磨いてきた。現時点で詳細は明らかにされていないが、2026年のアニバーサリーイヤーに向けて、フォルクスワーゲンはゴルフ GTIのスペシャルモデルをリリースする。
昨年に続くクラス優勝を狙うゴルフ GTI

2025年のニュルブルクリンク24時間レースには、マックス・クルーゼ・レーシングから、2台の「ゴルフ GTI クラブスポーツ 24h」が参戦。エースドライバーとして、ツーリングカーで多くの実績を持ち、フォルクスワーゲンの開発ドライバーも務めるベンジャミン・ロイヒターの起用が発表された。
昨年、ロイヒターは世界ラリークロス選手権を7度も制したヨハン・クリストファーソン、ニュルブルクリンク24時間で豊富な経験を持つニコ・オットー、ハイコ・ハンメルとチームを組み、ATクラスで優勝。今年も同じドライバー体制で2連覇に挑む。また、F1王者のセバスチャン・ベッテルの弟、ファビアン・ベッテルが2台目のゴルフ GTI クラブスポーツ 24hをドライブする。
マックス・クルーゼ・レーシングは、2025年2月末にポルトガルのアルガルベ・インターナショナル・サーキットにおいて冬季テストを実施。レーシングコンディションで今シーズン用マシンをテストし、タイヤやセッティングの調整を行った。さらに、ニュルブルクリンク24時間レースの準備として、ニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)にも参戦予定となっている。
2025年シーズンのNLSは、3月22日にワンデイで開催される第70回「ADACヴェストファーレンファールト4時間」で幕を上げる。