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LEXUS NX PHEV OFFROAD Conept / ROV Concept
レクサス初の水素エンジン搭載車も!
「東京オートサロン2022」のLEXUSブースは、コンパクトなスケールながらも「おっ」と興味を惹かれる展示内容になった。まず目を惹くのが、ステージ上に展示されたオフロードをテーマにした2台のコンセプトカー。1台は2021年11月にLEXUS初のPHEVモデルとして販売を開始した「NX450h+」をベースにした「NX PHEV OFFROAD Conept」。大径のオールテレインタイヤやルーフキャリアを装備し、都会派SUVに新しい一面を演出している。
もう1台が、アメリカ市場で人気のある、いわゆる多用途四輪車のコンセプトモデル「ROV Concept」(ROV=Recreational Off highway Vehicleの頭文字)。実は同車の動力源は水素エンジン。LEXUS初の水素エンジンを採用したコンセプトカーなのである。全長3120×全幅1725×全高1800mmのボディに搭載されるのは、1.0リッターの直列3気筒DOHC水素エンジン。圧縮気体水素用の高圧タンクを備えており、ダイレクトインジェクターによって水素を供給する構造となっている。
世界王者・室屋義秀選手の愛機がブース上空に
さらに、ブース上空を見上げると、そこには美しいブルーの機体が羽ばたいている。これは、2022年に開幕するエアレース世界選手権に「LEXUS/PATHFINDER RACING」チームより参戦する室屋義秀選手のエアレース機体の1/3スケールモデルだ。愛機であるZivko Edge 540 V3が旋回姿勢を取り、スポットライトを浴びる向こう側には、室屋選手と同じフライトスーツも展示されていた。
一度は幕を閉じたエアレース世界選手権だが、2022年に“新生エアレース”として再びシリーズ展開する。室屋選手はその「新生エアレース初代世界チャンピオン」を目指してレースへ挑んでいく。LEXUSは、過酷なエアレースを通じて空力・冷却・軽量化の技術やノウハウを蓄積し、将来へのモノ作りに活かしていくという。