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Koenigsegg Jesko
ケーニグセグ ジャパンの新体制を発表
豪華なレーシングカーの競売が行われたBHオークション「Super GT -TAS-」だが、実はその開催直前にサプライズがあった。スウェーデン発のハイパーカーブランド「ケーニグセグ」の、日本国内の販売を手掛けるケーニグセグ ジャパン新CEOに、昨年までポルシェ ジャパンの社長を務めていた七五三木敏幸氏が就任したと発表されたのである。
ケーニグセグ ジャパンに七五三木CEOが就任
七五三木氏と言えば、メルセデス・ベンツ日本からクライスラー日本、そして前述のようにポルシェ ジャパンの代表を歴任し、日本におけるインポートカーブランドの発展に尽力してきた人物。新たにケーニグセグ ジャパンを率いることになった七五三木CEOは就任挨拶で以下のように語った。
「私の日本でのミッションは、創業者であるクリスチャン・フォン・ケーニグセグのクルマにかける想いを、日本のお客様に余すところなくお伝えするアンバサダー的な役割が求められていると考えています。本日1月10日より、ケーニグセグ ジャパンは新たな活動の世界に入ります。そして力強くケーニグセグを日本で拡販してまいります」
続いてケーニグセグのアジアパシフィックにおけるセールスディレクターを務めるアンドレアス・ペトレ氏がお祝いの言葉と、2021年には新しいプロダクトを進めるので楽しみにしてほしいと語った。
ケーニグセグ ジェスコをアンベール
CEO就任発表に続き、七五三木CEOの手によってアンベールされたのは、つい最近も話題にあがったばかりのハイパーカー「ケーニグセグ ジェスコ」。2019年のジュネーブ・ショーで125台の限定販売が発表されるやいなや即完売となり、今回会場に持ち込まれたモデルも既にオーナーが決まっている個体だった。
七五三木CEO自らジェスコをプレゼン
七五三木CEOはアンベール後にジェスコの周りを巡りながら車両解説を実施。ドアやフロントのラゲッジフードはもちろん、リヤの巨大なカウルまでもがタッチレスエントリー機能「オートスキン」によって開閉され、最高出力1600psを発生する新開発の5.0リッターV型8気筒ツインターボを「幸運なオーナーにはこれまで味わったことのない、途方も無い加速の世界に誘ってくれるユニット」と紹介した。
また、ジェスコという車名がケーニグセグの代表であるクリスチャン・フォン・ケーニグセグの父親の名前からとられたことを紹介し、ケーニグセグ ジェスコには家族愛が溢れていると締めくくった。
最高速度482km/hを標榜するジェスコ
ケーニグセグと言えば、昨年にレゲーラで0-400km/h加速の世界記録を打ち立てたことでも窺えるように“スピード”へのこだわりが非常に強いハイパーカーブランドだ。ジェスコは同社の25周年に合わせて昨年のジュネーブショーで発表され、同社のアゲーラで培ったテクノロジーを満載したモデルであり、そのポテンシャルは最高出力1600psという5.0リッターV8ツインターボエンジンのカタログスペックからも推察できる。
1000kgを超えるダウンフォース、リヤアクティブ操舵システム、9速LST(ライト・スピード・トランスミッション)、カーボンシャシーなど、速度と刺激を追求した装備の数々は世界中のエンスージアストを魅了し、25台の限定台数は既に完売している。最高速度は482km/hに至ると豪語するケーニグセグ ジェスコ。さらに魅力的なモデルも開発中であることは疑いようもないケーニグセグだけに、七五三木CEO率いるケーニグセグ ジャパンの今後の展開にも期待が募る。
【SPECIFICATIONS】
ケーニグセグ ジェスコボディサイズ:全長4610 全幅2030 全高1210mm
ホイールベース:2700mm
乾燥重量:1320kg
車両重量:1420kg
エンジン:V型8気筒DOHCツインターボ
総排気量:5.0リッター
ボア×ストローク:92×95.25mm
圧縮比:8.6
最高出力:955kW(1280ps)/7800rpm
※E85:1195kW(1600ps)
最大トルク:1500Nm/5100rpm
トランスミッション:9速LST
サスペンション:前後ダブルウイッシュボーン
ブレーキ:前後ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ(リム幅):前265/35-20(9.5J) 後325/30-21(12J)
最高速度:482km/h
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