BMW、M8シリーズの最高峰・コンペティションの商品力をアップ

BMW M8 コンペティション・シリーズに改良新型がデビュー! 新色の追加&コクピットの機能性を向上 【動画】

改良新型が登場した「BMW M8 コンペティション グランクーペ」の走行シーン。
改良新型が登場した「BMW M8 コンペティション シリーズ」。ラインナップは写真のグランクーペ、コンバーチブル、クーペの3タイプを用意する。
BMW M GmbHは、8シリーズ クーペ/コンバーチブル(日本名:カブリオレ)/グランクーペのハイパフォーマンス仕様「M8 コンペティション クーペ」「M8 コンペティション コンバーチブル」「M8 コンペティション グランクーペ」の改良新型を発表した。

BMW M8 Competition

通常4色に加えてフローズンカラーを追加

改良新型が登場した「M8コンペティション クーペ」のエクステリア。
今回の改良新型の投入に合わせて、ボディカラーには新たに8色が追加された。さらに、エクステリアを個性的に演出する「Mライト・シャドー・ライン」も選べるようになった。

BMW M GmbHは、M8 コンペティション・シリーズに優れたドライビングエクスペリエンスを提供するため、制御・操作性の向上と、デザインに変更を施した。3種類のボディスタイル(クーペ/コンバーチブル/グランクーペ)が用意された改良新型M8 コンペティションは、エクステリアカラーに8つの新色、Mライト・アロイホイールに新たなバリエーションが追加されている。

新たなボディカラーは、スカイスクレイパーグレー、ブルックリングレー、アイル・オブ・マン・グリーンメタリック、インディビジュアル・タンザナイトブルーの通常4色、フローズンペイントのバリエーションとして、フローズン・ピュアグレー、フローズン・タンザナイトブルーなどが追加された。

新たに登場した「Mライト・シャドー・ライン」は、M8シリーズに初のビジビリティ・パックとして設定され、エクステリアの個性化を拡大する。ダークカラーのインレイとヘッドライト・ユニット内のクローム・ディテールが、フロントエンドに人目を惹くスポーティな印象を追加。今回の改良新型からキドニー・グリル周囲のハイグロス・ブラック仕上げが標準装備されたことで、その効果はさらに向上している。

12.3インチ大型タッチスクリーンを採用

改良新型が登場した「M8コンペティション クーペ」のインテリア。
インテリアには様々な新機能が採用された12.3インチ・セントラル・インフォメーション・タッチスクリーン・ディスプレイが採用された。

インテリアは、メリノレザー+アルカンターラのフルシートに、新色のブラック/サキールオレンジを採用し、よりコンテンポラリーなスタイルを実現。また、「BMW iDrive」のオペレーティング・システムには、使いやすさが向上した12.3インチのセントラル・インフォメーション・タッチスクリーン・ディスプレイが搭載された。

運転席と助手席には「Mカーボン・バケットシート」をオプションで用意。カーボンファイバーを露出させた構造重視のデザイン、一体型ヘッドレスト、バックレストとサイドボルスターのカットアウト、マルチポイント・シートベルト用ガイドなど、レーシングカー由来の機能性と長距離走行時の優れた快適性を兼ね備えた、贅沢な仕上がりのシートだと言えるだろう。

最高出力625hpを発揮する4.4リッターV8ツインターボ

改良新型が登場した「M8 コンペティション クーペ」のエクステリア。
4.4リッターV8ツインターボのスペックは変わらず、最高出力460 kW(625hp)・最大トルク750Nmを発揮する。

心臓部には、BMW M GmbHが開発を手がけた4.4リッターV型8気筒Mツインパワーターボガソリンエンジンを搭載。最高出力460 kW(625hp)・最大トルク750Nmのスペックは変わらず、マニュアル操作が可能なシフトパドル付き8速Mステップトロニックと「M xDrive」全輪駆動システムによって路面に伝達される。

これらの強力なパワートレインと、BMW M8 GTEなどモータースポーツ活動で培われたノウハウが投入されたシャシーテクノロジーにより、抜群の走行性能を実現。0-62mph加速は、BMW M8 コンペティション クーペとM8 コンペティション グランクーペが3.2秒、M8 コンペティション コンバーチブルが3.3秒となっている。

欧州では2022年春から改良新型をデリバリー

改良新型が登場した「M8コンペティション コンバーチブル」のエクステリア。
欧州では改良新型の予約受付がスタートしており、2022年春からデリバリーをスタート。日本への導入時期は未定となっている。

ドライビングダイナミクスに関しては、電子制御ダンパーとMサーボトロニック・ステアリングに加え、2種類のペダルフィーリング設定を可能にするインテグレーテッド・ブレーキ・システムを採用。ドライバー自身が快適性重視か、よりダイレクトでスポーティなドライブフィールかを選べるようになった。

Mカーボン・セラミック・ブレーキは、標準装備されるレッドMコンパウンド・ブレーキから、オプションのブルーかブラックのキャリパー・フィニッシュに変更することが可能となっている。DSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)システムは、Mダイナミックモードを選択できるほか、M xDriveシステムによるリヤ・バイアス・セットアップも選択することができる。

新型M8コンペティション・シリーズは、2022年春からのデリバリーを予定している。英国/欧州におけるオーダーは既にスタートしており、希望小売価格は12万3300ポンドから。現時点で日本への導入時期は未定となっている。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…