レーシングストライプを配したマスタングの限定仕様「カリフォルニア スペシャル」デビュー

フォード、マスタングの特別仕様車「カリフォルニア スペシャル」をヨーロッパ市場に導入! 【動画】

1マスタング カリフォルニア スペシャルのフロントスタイル
1968年のスペシャルエディションを再現した限定モデル「マスタング カリフォルニア スペシャル」のエクステリア。
欧州フォードは、1968年の初代マスタングから受け継いた「カラーシフトデカール」など、ユニークなデザインを纏った特別仕様車「マスタング カリフォルニア スペシャル」を限定発売する。

Ford Mustang California Special

初代カリフォルニア スペシャルを現代に再現

1968年のスペシャルエディションを再現した限定モデル「マスタング カリフォルニア スペシャル」のエクステリア。
1968年に初代マスタングに設定された特別仕様を現代に蘇らせた「マスタング カリフォルニア スペシャル」が欧州市場に初めて導入されることになった。

今回、初めて欧州に導入される「マスタング カリフォルニア スペシャル」は、1968年当時の自由な精神を体現。クラシカルなエクステリアデザインと、オープンエアのスリルをもたらすソフトトップ式コンバーチブルを採用した。

専用バッジやディテール、19インチ・アルミホイール、カラーシフト・カリフォルニア・スペシャルデカールなど、特別なデザインパッケージにより個性的なスタイルを実現した。パワーユニットはフォードが誇る5.0リッターV型8気筒ガソリンエンジンを搭載。最高出力450psという余裕のあるパワーにより、リラックスしたクルージングを楽しむことができる。

フォードは、マスタング カリフォルニア スペシャルのヨーロッパ導入を記念し、マスタングとカリフォルニアの太陽をイメージしたスペシャル動画を公式YouTubeで公開。欧州フォードのマティアス・トンはマスタング カリフォルニア スペシャルについて、次のようにコメントしている。

「マスタング カリフォルニア スペシャルは、アメリカにおけるマスタングの歴史を象徴する1台です。走る喜び、そしてオープンロードで得られる自由を象徴しています。これらの理想的なドライブは、ヨーロッパのドライビングエンスージアストにも強く響くでしょう。だからこそ、スタイル、パフォーマンス、ドライビングプレジャーを備えた、マスタング カリフォルニア スペシャルの欧州導入を決定したのです」

初代で登場した「カリフォルニア スペシャル」を再現

1968年のスペシャルエディションを再現した限定モデル「マスタング カリフォルニア スペシャル」の走行シーン。
初代マスタングに設定された「カリフォルニア スペシャル」をリスペクトし、ブラックアウトしたグリルやレーシングストライプが採用された。

1964年に初代フォード マスタングが発売されると、アメリカ各地でオーナーズクラブが結成され、各地域のディーラーが競うように独自のデザインを施して公開した。その中の1台、1967年製シェルビーGT ノッチバック クーペプロトタイプにインスパイアされたモデルが「カリフォルニア スペシャル」と呼ばれるようになった。

オリジナルのカリフォルニア スペシャルは、ブラックアウトされたグリル、フォグランプ、リヤサイドエアスクープまで伸びたサイドレーシングストライプ、そしてシェルビーにインスパイアされた特注のスポイラーを装備。その高い人気を受けて、1968年にフォードはこのカリフォルニア スペシャルの限定生産を決定する。

最新型のマスタング カリフォルニア スペシャルも、1968年にデビューした初代をリスペクト。コンバーチブルモデルをベースに、エボニーブラック仕上げのハニカムフロントグリル、レースレッドの“GT/CS”バッジ、ブラック/レッド/グレーで仕上げられたロワサイドストライプなどで仕上げられた。

光によって表情を変えるサイドストライプ

1968年のスペシャルエディションを再現した限定モデル「マスタング カリフォルニア スペシャル」のエクステリア。
「カリフォルニア スペシャル」を象徴するロワサイドストライプには“California Special”の文字が隠されており、強い日差しの下で文字が浮き出す仕様となっている。

“GT/CS”のロゴが入れられたロワサイドストライプはフロントフェンダーからリヤフェンダーまで続いており、そのデザインに“California Special”の文字が隠されている。この文字は光のない場所ではほとんど見えないが、カリフォルニアのような強い日差しの下では、はっきりと文字が浮き出す仕様だ。

オリジナルと同様、大型フロントスプリッターやオプションのリヤサイドエアスクープなど、V8エンジンのパフォーマンスをアピールする空力的装備を採用。リヤセクションには専用フェイク・フィラーキャップをクワッドテールパイプ上部に配置した。

フロントスプリッター、サイドスカート、リヤディフューザーは、シックなカーボナイズド・グレーで仕上げられた。また、ボンネット内には“California Special”のバッジ付きストラットタワーバーが設置されている。

オープン状態でも快適なコクピット

1968年のスペシャルエディションを再現した限定モデル「マスタング カリフォルニア スペシャル」のインテリア。
運転席と助手席にはフロントシートヒーター&クーラーを標準装備。これにより、冬場や夏場でもオープンエアドライブを楽しむことができる。

インテリアには、フロントシートヒーター&クーラーを標準装備。これにより、ルーフを開けた状態でもパッセンジャーが快適に過ごせるようサポートする。レザーシートとドアインサートの一部はリサイクルポリエステルから作られたエコロジーな合成素材「ミコ・スエード」で仕上げられ、グレーのベースカラーにレッドのステッチがアクセントとして加えられている。

シートとフロアマットには“GT/CS”ロゴがエンボス加工で入れられ、“California Special”の特製バッチが配されたインストゥルメントパネルはカーボン・ヘックス・アルミニウムで仕上げられた。

フォードが誇る「SYNC 3」コミュニケーション&エンターテインメントシステムにより、ドライバーは音声コマンドと中央の8インチタッチスクリーンで、接続したスマートフォン、オーディオ、ナビゲーションシステム、エアーコンディショナーなどを操作可能。このシステムはApple CarPlayとAndroid Autoにも追加費用なしで対応しており、標準装備の「FordPass Connect」モデムによって移動中でもスムーズに接続することができる。

最高出力450psを発揮する5.0リッターV8を搭載

マスタング カリフォルニア スペシャルの走行シーン
パワーユニットは最高出力450psを発揮する5.0リッターV型8気筒ガソリンエンジンを搭載。トランスミッションは6速MTと10速ATから選ぶことができる。

パワーユニットは最高出力450ps・最大トルク529Nmを発揮する5.0リッターV型8気筒ガソリンエンジンを搭載。レブマッチテクノロジーを採用し、シームレスなギヤチェンジを実現したフォード製6速マニュアルミッションとの組み合わせにより、0-100km/h加速は4.8秒を実現した。

10速オートマチックトランスミッション仕様も用意されており、こちらは選択したドライブモードに応じて性能を最適化。「ノーマル」「スポーツ」「トラック」「スノー/ウェット」の4モードは、コースの状況に合わせた最適なドライビングエクスペリエンスを提供する。また「グッドネイバー」モードでは、あらかじめ設定された時間帯に、自動的に排気音を制限することができる。

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クライヴ・サットン(Clive Sutton)のハイパフォーマンス・チューニング部門は、フォード マスタングをベースとした新たなスペシャルモデル「マスタング マッハ 1-767 エディション」をサロン・プリヴェにおいて公開した。

フォード マスタング カリフォルニア スペシャルを動画でチェック!

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…