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Aston Martin Valkyrie AMR Pro
ハイパーカーの空力とF1に近い走行性能
アストンマーティン ヴァルキリー AMR プロは、世界で最も驚異的なパフォーマンスが与えられたサーキット専用モデル。公道法規やレースレギュレーションに縛られることなく、極限レベルの性能を追求するためだけに設計された。
6.5リッターV型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力は1000bhp、最高回転数は1万1000rpmを発揮。アストンマーティンによるパフォーマンスエンジニアリングの最高傑作は、想像を絶する爽快なサーキット走行体験を提供する。
ヴァルキリー AMR プロは、ル・マンハイパーカーのレギュレーションを超えるエアロダイナミクス性能と、バーレーンGPの主役であるF1マシンに迫るサーキット走行性能を備えている。今回、開発ドライバーを務めたディルク・ミューラーがステアリングを握り、バーレーン・インターナショナル・サーキットを走行した。
「これはまったく信じられない存在です。このヴァルキリー AMR プロについては誰もがいつもそう言っていますが、本当にこのクルマは別格です。今まで乗ったどのマシンよりも、性能的にはF1マシンに近いと言えるでしょう。パワー、ハンドリング、グリップ、すべてがパーフェクトです」と、ミューラー。
V12自然吸気サウンドがF1ファンを魅了
アストンマーティン ヴァルキリー AMR プロは、バーレーンGPの期間中、19日土曜日の予選と、20日日曜日の決勝レース前の朝、バーレーン・インターナショナル・サーキットで2回の走行を行っている。
現在のF1マシンは1.6リッターV型6気筒ターボエンジン+ハイブリッドのパワートレインを搭載しているが、ヴァルキリーのコスワース製6.5リッターV型12気筒自然吸気エンジンの甲高いエキゾーストノートはF1マシンとまったく趣が異なるもので、来場したファンに特別な楽しみを与えることになった。アストンマーティンのトビアス・ムアースCEOも、ヴァルキリーの奏でるV12サウンドを楽しんだひとりだ。
「ヴァルキリー AMR プロは、パフォーマンスエンジニアリングの最高峰にあります。私たちのテストドライバーは皆、成功しているレーシングドライバーですが、このクルマに畏敬の念を抱いています。その理由は簡単に理解できるでしょう。ヴァルキリー AMR プロは、F1マシンの性能レベルに近づいていますし、これまでで最も過激なアストンマーティンを、私自身も非常に誇りに思っています」
ヴァルキリー AMR プロは、わずか40台のみが生産され、最初のデリバリーがスタート。今後、順次デリバリーが行われ、すべてのオーナーはアストンマーティンが用意した専用サーキット体験プログラムに参加することができる。この秋から、ヤス・マリーナ、シルバーストン、ニュルブルクリンク、富士スピードウェイ、サーキット・オブ・ジ・アメリカズなど、世界屈指の名サーキットを舞台に、F1や耐久レースで活躍するドライバーたちによるコースサイドサポートを受けられるユニークなプログラムがスタートする。