超豪華ボートこそレクサスが提案する新しいプレミアムのあり方

4億円! これがレクサスの超高級ヨット、LY650だ!

まさにレクサス!という外観。全長約20mは他の船と比べてもひときわ大きい。
まさにレクサス!という外観。全長約20mは他の船と比べてもひときわ大きい。
ラグジュアリーカーブランドがクルマだけを作ってそのブランドを維持できる時代はとっくに終わりを迎えている。今やプライベートジェット機やヘリコプター、はては高級アパートメントも提供することでその地位を保つ。日本発のプレミアムカーブランドのレクサスが見せる洋上の贅沢を、横浜の磯で垣間見た。

Lexus LY650

滅多に拝めない豪華ボートのその中身とは・・・

リヤデッキは昇降機能も搭載可能。格納庫にはジェットスキーなどを積むこともできる。
リヤデッキは昇降機能も搭載可能。格納庫にはジェットスキーなどを積むこともできる。

プレミアムなライフスタイルを生み出すレクサスが送り出すラグジュアリーヨット、それがLY650だ。2019年に発表されたこの豪華なヨットに乗船(ただし係留されたまま)する機会を得た。

全長19.94m、全幅5.76mというボディはまさにレクサスそのものというイメージでデザインされている。取材場所の横浜ベイサイドマリーナには豪華な船がたくさん停泊していたが、その中でも一際プレミアム感が漂ってくる。

もちろん内装も絢爛豪華

内外装はイタリアのデザイナーとのコラボレーションで生み出されたもので、レクサスの世界観が隅々まで表現されており、ため息が出るほどの豪華さだ。

船内はロアレベル、メインレベル、フライブリッジの3層構造で、3つの寝室と3つのシャワー&トイレ、キッチンはもちろんバーベキューコンロも装備。デッキにはゆったりくつろげるソファーベッドも装備されており、そのすべてが超高級ホテルのような設えだ。マークレビンソンのオーディオシステムが装備されているのもレクサスならでは。

機能美が光るコクピット

コクピットはメインレベルとフライブリッジの2カ所にあり、すべてタッチパネルによるデジタルインターフェースで直感的なコントロールが可能となっていて、ジョイスティックコントロールやバーチャルアンカーシステム、オートフラップ機能なども搭載されている。

パワートレインはボルボ製ディーゼルを2基搭載

エンジンはVolvo Pentaディーゼルを2基搭載。満タンで約10時間航行できる。
エンジンはVolvo Pentaディーゼルを2基搭載。燃料満タンで約10時間航行できる。

エンジンはボルボ製ディーゼルを2基搭載。燃料タンクは4012リットル、満タンで約10時間の航行が可能だという。 現在は生産上の問題でオーダーは受け付けていないが、いずれはまた再開する予定だという。

ちなみに2019年当時の価格は約4億5000万円だったということだから、興味のある人はぜひ!

REPORT/永田元輔(Gensuke NAGATA)

【関連リンク】
・レクサス LY 公式サイト
https://lexus.jp/models/ly/

Tecnomar for Lamborghini 63

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著者プロフィール

永田元輔 近影

永田元輔

『GENROQ』編集長。古典的ジャイアンツファン。卵焼きが好き。愛車は993型ポルシェ911。カメラはキヤノン。