プレイバック! 東京オートサロン2022【YOKOHAMA / ADVAN】

アドバンの新章、始まる 【YOKOHAMA / ADVAN:東京オートサロン2022】

東京オートサロン2022、YOKOHAMA / ADVANの出展ブース
YOKOHAMAは今回のオートサロンにて新作タイヤを披露。ネオバAD09とスポーツV107という、いずれもスポーツドライブ志向のユーザーにコミットする。
2年ぶりに開催された東京オートサロン2022。今回も魅力的かつ個性的なメイクスが多数出展され、クルマ趣味の多様性と可能性を存分にアピールしていた。ここでは会場で見かけた多くの出展から、GENROQ Webが厳選したモデルを紹介していく。

ADVANを象徴する2作が同時公開!

東京オートサロン2022、YOKOHAMA / ADVANの出展ブース
史上最強のストリートスポーツタイヤとして生まれたアドバン・ネオバAD09。現在は275/30R20 97W XL~165/55R15 75Vまで20サイズが揃い、2022年末までに21インチまでを含む計60サイズまで膨らむ。

横浜ゴムの中でトップブランドを担うのが「ADVAN(アドバン)」だ。そのアドバンの話題が目白押しだったのが、今年の東京オートサロンだった。ブランドを代表するような筆頭銘柄に新作が登場したのだ。それがアドバン・ネオバAD09とアドバン・スポーツV107である。

ネオバAD09は、前作となるネオバAD08Rから9年、AD08から数えると12年ぶりの全面刷新となる。「モータースポーツ、サーキットをルーツに持つ最強のストリートスポーツタイヤ」という狙いを、より研ぎ澄ましたかのような銘柄だ。圧倒的なドライグリップ力はもちろん、ウェットグリップ力、優れたコントロール性、そしてロングライフ化にも注力したという。アマチュアドライバーにとってその性能はおろか、使い勝手も向上したと言える。今回、ネオバにとって初めての左右非対称パターンを採用している。

世界基準に基づいて、プレミアムブランドのハイパフォーマンスカーはもちろん、ヘビー級なSUVやBEVにも焦点を当てたウルトラハイパフォーマンスタイヤが、アドバン・スポーツV107だ。「運動性能、快適性、安全性の高次元でのバランス」というコンセプトを前作であるアドバン・スポーツV105から貫き、ニュルブルクリンクでテストを繰り返して生まれた。今年からリプレイス用の販売を開始したが、昨年の段階からすでに新車供給が始まっている。メルセデスAMGやBMW Mがラインナップする重量級SUVやハイパフォーマンスモデルに率先して純正装着されることが、その“高性能”を物語っている。

過去をリスペクトしながら未来を描く

東京オートサロン2022、YOKOHAMA / ADVANの出展ブース
レクサス LM風の顔つきを持つアルファードにはアドバン・レーシングの新作「Oni2(オニ・ツー)が装着された。かつて鬼キャンのチューニングカーに親しまれたトライアングルデザインが、不思議と今ドキのミニバンにもマッチする。

アドバンを掲げるのは決してタイヤだけではない。アドバン・レーシングというホイールもまたタイヤと同じくスポーツ路線を敷く。今年は過去の名作であるA3AやOni(オニ)を彷彿とさせるトライアングルデザインを持つOni2(オニ・ツー)がデビューした。

今回、アルファードやN-ONEに組み合わされたところが興味深い。より多くの層にアドバン・レーシングを知ってもらい、スポーツホイールの裾野を拡げようとする意思がある。

REPORT/中三川大地(Daichi NAKAMIGAWA)

【関連リンク】
・YOKOHAMA / ADVAN 公式サイト
https://www.y-yokohama.com/brand/tire/advan/

ポルシェ 911 クラシック クラブ クーペのエクステリア。

非公開: ポルシェ、ワンオフモデル「911 クラシック クラブ クーペ」を公開 【動画】

ダッシュボードに配された“911 Classic Club Coupe No.001/001“のバッジが、このポルシェ 911(タイプ996)の希少性を物語っている。今回、ポルシェ・クラシックのスペシャリストは、新たに導入されたカスタマイズプログラム「ソンダーバーシュ(Sonderwunsch:スペシャルリクエスト)」を介して、世界にたったい1台しか存在しない、唯一無二のタイプ996を作り上げた。

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