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ADVANを象徴する2作が同時公開!
横浜ゴムの中でトップブランドを担うのが「ADVAN(アドバン)」だ。そのアドバンの話題が目白押しだったのが、今年の東京オートサロンだった。ブランドを代表するような筆頭銘柄に新作が登場したのだ。それがアドバン・ネオバAD09とアドバン・スポーツV107である。
ネオバAD09は、前作となるネオバAD08Rから9年、AD08から数えると12年ぶりの全面刷新となる。「モータースポーツ、サーキットをルーツに持つ最強のストリートスポーツタイヤ」という狙いを、より研ぎ澄ましたかのような銘柄だ。圧倒的なドライグリップ力はもちろん、ウェットグリップ力、優れたコントロール性、そしてロングライフ化にも注力したという。アマチュアドライバーにとってその性能はおろか、使い勝手も向上したと言える。今回、ネオバにとって初めての左右非対称パターンを採用している。
世界基準に基づいて、プレミアムブランドのハイパフォーマンスカーはもちろん、ヘビー級なSUVやBEVにも焦点を当てたウルトラハイパフォーマンスタイヤが、アドバン・スポーツV107だ。「運動性能、快適性、安全性の高次元でのバランス」というコンセプトを前作であるアドバン・スポーツV105から貫き、ニュルブルクリンクでテストを繰り返して生まれた。今年からリプレイス用の販売を開始したが、昨年の段階からすでに新車供給が始まっている。メルセデスAMGやBMW Mがラインナップする重量級SUVやハイパフォーマンスモデルに率先して純正装着されることが、その“高性能”を物語っている。
過去をリスペクトしながら未来を描く
アドバンを掲げるのは決してタイヤだけではない。アドバン・レーシングというホイールもまたタイヤと同じくスポーツ路線を敷く。今年は過去の名作であるA3AやOni(オニ)を彷彿とさせるトライアングルデザインを持つOni2(オニ・ツー)がデビューした。
今回、アルファードやN-ONEに組み合わされたところが興味深い。より多くの層にアドバン・レーシングを知ってもらい、スポーツホイールの裾野を拡げようとする意思がある。
REPORT/中三川大地(Daichi NAKAMIGAWA)
【関連リンク】
・YOKOHAMA / ADVAN 公式サイト
https://www.y-yokohama.com/brand/tire/advan/