100万台規模の新工場を2022年から稼働させるNIO

ニュル北コースで最速ラップを記録した中国の「NIO」、わずか4年足らずで生産20万台を達成

中国・合肥市の生産施設において、20万台目のラインオフ達成イベントが行われた。
中国・合肥市の生産施設において、20万台目のラインオフ達成イベントを行ったNIO。
中国の新興電気自動車メーカー「上海蔚来汽車(NIO)」は、中国・合肥市の生産施設「JAC-NIO アドバンスド・マニュファクチャリング・センター」において、生産20万台目を達成したと発表した。

2018年から電気自動車の本格生産を開始

中国・合肥市を拠点とするNIOは、2018年から市販モデルの生産をスタートすると、わずか4年で20万台に到達した。
中国・合肥市を拠点とするNIOは、2018年から市販モデルの生産をスタートすると、わずか4年で20万台に到達した。

2014年11月に設立されたNIOは、高性能EVモデルの開発・生産に特化したスタートアップ企業。これまでニュルブルクリンク・ノルトシュライフェにおいて電気自動車最速ラップを記録したスーパースポーツ「EP9」などを発表している。

2018年5月から市販モデルの本格生産をスタートし、2022年4月までのわずか4年足らずで、生産台数20万台に到達した。生産台数10万台から約1年で20万台を達成しており、その勢いをアピールすることになった。

100万台のキャパシティを持つネオパーク

20万台という節目を迎えたNIOは、さらに投資を加速。合肥市に年産100万台の生産キャパシティを持つ巨大ファクトリー「ネオパーク」を建設。2022年後半から稼働がスタートする。
20万台という節目を迎えたNIOは、さらに投資を加速。合肥市に年産100万台の生産キャパシティを持つ巨大ファクトリー「ネオパーク」を建設。2022年後半から稼働がスタートする。

2022年、NIOは同社にとって第2世代電動プラットフォーム「NT2.0」を採用した、3つのニューモデル「ET7」「ET5」「ES7」をデビューさせる予定。既存モデルの「ES8」「ES6」「EC6」も最新のデジタルコクピットを搭載した2022年モデルへとアップデートしている。

販売面に関しては、2022年末までに中国国内に100以上の新規ショールームと、50以上のサービスセンターをオープンする。開発部門への投資は前年比2倍以上となっており、2022年末までに研究開発部門の社員は9000名にまで増加するという。

年間100万台の生産規模を計画している巨大生産拠点「ネオパーク」は、2022年第3四半期から製造を開始。さらに中国の国内市場だけでなく、グローバル展開も加速させる。2022年中に、ドイツ、オランダ、スウェーデン、デンマークにおいて、販売・サービスを開始する予定だという。

2021年も8万台以上をデリバリー、最も売れたポルシェとなったマカン。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…