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Mercedes-AMG GT 63 S
E PERFORMANCE “F1 Edition”
F1からフィードバックされたハイブリッドテクノロジー
F1エディションのベースとなった「メルセデスAMG GT 63 S E パフォーマンス」は、F1からの技術移転により、AMGブランドとしては最もパワフルな市販モデルとしてデビューした。4.0リッターV型8気筒M177ツインターボエンジンに、電気モーターとAMGハイパフォーマンスバッテリーを組み合わせたハイブリッドパワートレインを搭載。最高出力620kW(843ps)という強大なパワーを発揮しながら、同時に高い効率性も兼ね備えている。
F1エディションは、2021年シーズンのF1コンストラクターズ選手権王者「メルセデスAMG・ペトロナスF1チーム」との密接な関係を強調。欧州において、ベースモデルに2万3800ユーロの追加料金を足すことで、オーダーが可能となっている。
現在、メルセデスAMGは、2022年に創業55周年を迎えたことを受けて、「エディション 55(Edition 55)」と銘打った特別仕様車や限定モデルを続々と投入。今回のメルセデスAMG GT 63 S E パフォーマンス F1エディションも、F1から市販モデルへのハイブリッド技術のフィードバックを象徴する1台としてデビューした。搭載されるモジュール式「E パフォーマンス」ハイブリッドパワートレインは、今後、様々なメルセデスAMGモデルにも採用される予定だ。
F1公式メディカルカーをイメージしたホイールを採用
F1エディションは、F1をイメージした特徴的なペイントワークが最大の特徴となる。マットカラーのアルパイングレーをベースに、グレーからブラックへとグラデーション処理された“AMG”ロゴををボディサイドに配置。ここにレッドのアクセントを組み合わせた特別なカラーリングが採用された。
足元の21インチ・AMG製5ツインスポーク鍛造ホイールは、ブラックマット仕上げにリムフランジをレッドとした専用仕様。このホイールは、F1グランプリで使用されている公式メディカルカーのカラースキームを採り入れている。
風洞施設で開発された「AMGエアロダイナミクス・パッケージ」は、高速走行時のハンドリング特性を改善。パッケージに含まれる、大型フロントスプリッター付フロントエプロン、フロントホイールアーチとエアインテークに配置された専用ディフレクター、ハイグロスブラック固定式リヤウイング、リヤエプロンに配置された大型ディフューザーは、ドラッグを低減させながら、同時にダウンフォースレベルを増加させる効果を持つ。
エクステリアのディテールをレーシーに演出する「AMGナイトパッケージエクステリア」と「AMGナイトパッケージII」も採用。また、シルバークロームで“AMG”の文字が入れられた「AMGフューエル・フィラーキャップ」は、今回のF1エディションから導入された装備だ。
Gクラス、Aクラス、CLAの「エディション55」仕様と同様、インテリアはブラックをベースにレッドのコントラストが加えられた。ブラックのナッパレザーにレッドのデコラティブ・ステッチを組み合わせた「AMGパフォーマンスシート」をはじめ、「AMGカーボンファイバー・トリムエレメント」、「AMGパフォーマンスステアリング」、レッドイルミネーション付き「AMGドアシルトリム」「AMGフロアマット」など、多彩な装備も特徴となる。