バリエーションモデル「ディフェンダー 130」デビュー! 抜群のユーティリティを誇るロングボディが自慢

長い!広い! 8シーター仕様「ランドローバー ディフェンダー 130」のストレッチ量は340mm 【動画】

シリーズ最長のボディを持つ「ランドローバー ディフェンダー 130」の走行シーン。
リヤオーバーハングを340mm延長したことで、8人乗車を可能とした「ランドローバー ディフェンダー 130」がデビュー。
ジャガーランドローバーは、世界中で高い人気を博しているディフェンダーに、フルサイズの3列シートを備え最大8人乗車が可能なストレッチ仕様「ディフェンダー 130」を追加。ディフェンダーファミリーは「90」と「110」に、今回デビューした「130」を合わせて、3つのボディバリエーションを揃えたことになる。

LAND ROVER DEFENDER 130

ファミリー第3のボディはリヤオーバーハングを340mmストレッチ

シリーズ最長のボディを持つ「ランドローバー ディフェンダー 130」のエクステリア。
先にデビューした「90」と「110」に追加される形で、ボディをストレッチし3列仕様にした「ディフェンダー 130」が登場した。

ディフェンダー・シリーズ3番目のバリエーションとして登場した「ディフェンダー 130」には、エクステリアとインテリアデザインの変更に加えて、様々な新技術が投入されている。8人乗りとしながら、快適性を犠牲にすることなく、ディフェンダーならではの耐久性・走破性を兼ね備えた仕様となった。

ディフェンダー 130は、ディフェンダー・ファミリー共通の特徴を備えながら、リヤオーバーハングを340mm延長し、3列目シートとラゲッジスペースを拡大。アイコニックなシルエットや天候を選ばない走破性能を損なうことなく、3列すべてのシートに広々とした室内空間を提供する。

インテリアは、3列8シートのすべてのパッセンジャーに、使い勝手のよい収納と利便性の高い機能を提供。広々と明るく開放的な3列目シートには、リヤドアから簡単にアクセスすることが可能で、どのシートに座っても快適な乗り心地を楽しめる。標準装備のパノラミックガラスルーフに加えて、3列目シートの頭上には2基目のサンルーフが採用されている。

インテリアデザインはワンランク上の体験をもたらす新しいカラーとマテリアルのオプションが選択可能。また、11.4インチ大型タッチスクリーンを備えたインフォテインメントシステム「Pivi Pro」、電子制御エアサスペンション、空気清浄システムプラスが採用されている。

欧州におけるグレード展開は「SE」「HSE」「X-DYNAMIC」「X」「FIRST EDITION」という5機種。全グレードに20インチアロイホイールを標準装備し、パワートレインは3.0リッター直列6気筒INGENIUMガソリンターボエンジンか、3.0リッター直列6気筒INGENIUMディーゼルターボエンジンから選択が可能となっている。

様々なオプションが用意される

シリーズ最長のボディを持つ「ランドローバー ディフェンダー 130」のエクステリア。
ディフェンダー 110をベースに、リヤオーバーハングを340mm延長。そのシルエットや走破性能を失うことなく、快適な3列8シーターを実現した。

外装色にディフェンダー 130限定カラー「セドナレッド」が登場。エクステリアのオプションとして、既存の「ブライトパック」に加え、「エクステンデッドブライトパック」も用意された。セレスシルバー・サテンフィニッシュのロワーボディ・クラディング、フロント&リヤのノーブルクローム・スキッドパンにより、そのワイルドなデザインを強調している。

ランドローバーのエンジニアは、ディフェンダーの特徴的なデザインを継承するべく、ボートテールスタイルにアップリフトを採用。カスタマーがディフェンダーに期待する抜群の走破能力を最大限に高め、28.5度のデパーチャーアングルを実現した。さらに、リヤLEDライト周りのデザインを見直すことで、サイドセクションの特徴だった3本のラインがリヤに向かってわずかに上昇するデザインも踏襲された。

ボディ同色のハードシェルスペアホイールカバー、ナルヴィックブラックのルーフレールを標準装備。従来からディフェンダーに用意されている、4つのエクステリアアクセサリーパック(エクスプローラーパック、アドベンチャーパック、カントリーパック、アーバンパック)は、130でも選択可能となっている。

ディフェンダー 130の洗練されたプロポーションを強調するのが、オプションの「エクステンデッドブライトパック」。この仕様では、ロワボディパネルをすべてセレスシルバーサテンフィニッシュに変更し、ハクバシルバー、フジホワイト、ユーロンホワイトのボディカラーとのコントラストを生み出している。

2列目3列目が徐々に高くなる「スタジアムシート」を採用

シリーズ最長のボディを持つ「ランドローバー ディフェンダー 130」のインテリア。
2列目、3列目に快適な視界と居住空間を確保するため、後席になるほど少しずつ高くなるスタジアムシートが採用された。また、3列目にも標準でサンルーフが配置される。

ランドローバーのエンジニアは、ホワイトボディにインテリアのパッケージングコンポーネントを効果的に取り入れることで、印象的な室内空間を作り出し、ボディサイズを極端に大型化することなく、室内スペースを最大化させている。

エレガントにストレッチされたリヤセクションは十分な居住性を3列目にもたらし、さらに大人3人が快適に座れる十分な室内幅を実現した。ディフェンダーらしいボディラインを崩さず3列すべてのシートにゆったりとしたヘッドルームを確保している。

ボディサイドの大型ウインドウは3列全シートからの素晴らしい視野を確保。パノラミックガラスルーフに加えて3列目シート頭上にも2つ目のサンルーフを標準装備したことで、明るく開放的な室内環境を実現した。各シート列にはベンチレーションが設けられており、ディフェンダー 130限定オプションの「4ゾーンクライメートコントロール」をチョイスすることで、さらに快適性を向上させることも可能だ。

2列目と3列目は少しずつ高くなるスタジアムシートを採用。これにより後部座席の乗客はより良い視界を得ることが可能になった。2列目シートを前方にスライドして倒すことで、広い乗り込み口を確保できるため、3列目への乗り降りも容易となっている。

ディフェンダー 130は広々とした実用的なラゲッジスペースを誇り、3列目シートを使用した状態でも最大389リットルのラゲッジ容量を確保。シートは「40:20:40」の分割可倒式となっており、2列目と3列目のシートを格納することで、最大2516リットルという巨大なラゲッジスペースを利用できる。

MHEVを搭載したガソリンとディーゼル

シリーズ最長のボディを持つ「ランドローバー ディフェンダー 130」の走行シーン。
パワーユニットはマイルドハイブリッド・テクノロジーを採用した3.0リッター直6ガソリンと3.0リッター直6ディーゼルをラインナップ。それぞれ2種類のスペックが用意されている。

パワートレインは、48Vマイルドハイブリッド(MHEV)テクノロジーを採用した3.0リッター直列6気筒INGENIUMガソリンターボエンジン(P300/P400)と、3.0リッター直列6気筒INGENIUMディーゼルターボエンジン(D250/D300)をラインナップ。トランスミッションはZF製8速オートマチックが組み合わせられる。駆動方式は「インテリジェントオールホイールドライブ(iAWD)」システムを踏襲。

ガソリンの「P300」は最高出力300ps、最大トルク470Nm、0-100km/h加速8.0秒を発揮し、「P400」は最高出力400ps、最大トルク550Nm、0-100km/h加速6.6秒をスペックシートに掲げる。ディーゼルの「D250」は最高出力250ps、最大トルク600Nm、0-100km/h加速8.9秒、「D300」は最高出力300ps、最大トルク650Nm、0-100km/h加速7.5秒という数値を誇る。

iAWDテクノロジーは、効率的にパワートレインと前後のトルク配分を制御することで、オンロードでの効率性と、あらゆる天候化での走破性を最適化。足まわりには電子制御エアサスペンションに加えて、「アダプティブ・ダイナミクス」とランドローバー独自の「テレインレスポンス・システム」を装備。あらゆる環境下で卓越した走破能力を発揮する。

電子制御エアサスペンションシステムは最大430mmのアーティキュレーション(タイヤの浮きにくさ)を誇り、オフロードモードではフロントは71.5mm(リヤは73.5mm)車高アップを果たし、障害物の乗り越えや水中走行(最大渡河水深900mm)をアシストする。

プラットフォームはランドローバーが独自開発したアルミニウムモノコックアーキテクチャー「D7x」。25kNm/degものねじり剛性を実現し、従来のフレームボディと比較して3倍もの強度を誇る。これがディフェンダーの圧倒的な走破能力の基盤となっている。

ジャガーランドローバーのヴィークルプログラム担当エグゼクティブディレクターを務めるニック・コリンズは、ディフェンダー 130について次のようにコメントした。

「ディフェンダー 130は、耐久性に優れたディフェンダー・ファミリーの能力を、新たなレベルへと引き上げてくれる存在です。最高の快適さを備えた広々とした室内には最大8人の乗車が可能で、これまでにない洗練されたアドベンチャーをファミリーにもたらします。ユニークなデザイン、他に類をみない新しいディフェンダー・エクスペリエンスを楽しんでいただけるでしょう」

エリザベス女王の在位70年特別車両も製作

エリザベス女王の在位70年を祝し、ランドローバーは特別なディフェンダー 130を製作。女王陛下と英国赤十字社へと献上している。
エリザベス女王の在位70年を祝し、ランドローバーは英国赤十字社向けに特別なディフェンダー 130を製作。女王陛下と英国赤十字社へと献上している。

また、ランドローバーは、エリザベス女王の在位70年を祝し、特別なディフェンダー 130を女王陛下と英国赤十字社へと献上した。このディフェンダー 130は、ランドローバーのエンジニアが女王陛下が支援する慈善団体の担当者とともに製作。2022年後半から、英国赤十字社において稼働する予定となっている。

ランドローバーは1954年から、世界最大の人道支援組織である国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)を支援。2019年にワールドプレミアしたディフェンダーのテストプログラムには、ドバイにあるIFRCのグローバルフリートベースの専門スタッフが参加している。

【SPECIFICATIONS】
ランドローバー ディフェンダー 130

全長:5358mm 
全幅:2008mm(ドアミラー格納時)
全高:1970mm
ホイールベース:3022mm
最小回転半径:12.84m
フロントオーバーハング:845mm
リアオーバーハング:1491mm 
アプローチアングル:37.5度
デパーチャーアングル:28.5度
ブレイクオーバーアングル:27.8度
最低地上高:290mm
アーティキュレーション:430mm
最大渡河水深:900mm
ルーフ最大積載重量:静荷重 300kg、動荷重 168kg
最大けん引重量:3000kg
最大積載重量:750kg(8人乗り)、800kg(5人乗り)

ランドローバー ディフェンダー 130を動画でチェック!

トヨタ ランドクルーザー ZXとランドローバー ディフェンダー 110 X D300のサイドビュー

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世界中のどんな道でも走破し、人々の生活を支える使命を持った2台。それが新型ランドクルーザーとディフェンダーである。では都会の街中でこの2台を見比べたときに、我々は何を感じるのだろうか? オリンピックの喧騒も落ち着き、日常を取り戻した東京で改めて試乗してみた。

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