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BMW 2 Series Active Tourer
コンパクトに生活を彩るBMWの実用車
BMWのコンパクトモデル、2シリーズのアクティブツアラー2代目が日本市場で発表となった。2014年に登場した初代は、BMW初のFWDモデルとして注目されたが、MINIで培った開発技術が奏功して、初FWDとは思えぬほどのBMWらしい走りを実現していた。
2代目の全長×全幅×全高は4385×1825×1580mmで、先代と較べて10mm長く、25mm幅広く、20mm高くなっている。ホイールベースは2670mmで同値だ。荷室容量は470〜1455リットルとなり、5名乗車時は先代とほぼ同値だが、後席を折りたたむと先代よりも55リットル縮小されている。
充実のADAS装備など最新技術を搭載
搭載されるエンジンは先代と同じく1.5リッター直3ターボと2.0リッター直4ディーゼルターボで、組み合わされるトランスミッションは両車とも7速DCTとなった(先代ではディーゼルのみ8速AT)。ガソリンエンジンの1.5リッター直3ターボは最高出力156ps/5000rpm、最大トルク230Nm/1500-4600rpmで先代よりも16ps、10Nm高められた。2.0リッター直4ディーゼルターボエンジンは最高出力150ps/4000rpm、最大トルク360Nm/1500-2500rpmで10Nm向上している。
外観上、最大の特徴は近年存在感を増しているキドニーグリル。いったいどこまで大きくなるのかと思うが、その巨大かつ八角形となったグリルにはADAS(先進運転支援システム)系のセンサーが巧妙に隠されており、デザインに機能性を持たせる工夫がなされている。ADASは追従クルーズコントロール(ACC)はもちろんのこと、レーンチェンジウォーニング、レーンデパーチャーウォーニング、前進駐車からの出発時に有効なクロストラフィックウォーニングなどを標準で装備している。
未来感のあるインテリアが魅力
インテリアはコンパクトクラスとしては珍しい大型のカーブドディスプレイを標準で採用。これは10.25インチと10.7インチの2つのディスプレイを横に並べて構成し、視認性を高めている。スマートフォン、スマートウォッチを鍵代わりにできるBMWデジタル・キー・プラスを標準で装備し、コネクテッド技術もさらに高めている。
グレードはガソリンエンジン搭載の218iアクティブツアラー(418万円〜)とディーゼルエンジン搭載の218dアクティブツアラー(447万円〜)に、それぞれラグジュアリー志向のエクスクルーシブとスポーツ志向のMスポーツが用意される。デリバリーは今月から行われる予定。