BMW 2シリーズアクティブツアラーがフルモデルチェンジで2代目に

BMW製コンパクトMPV、2シリーズ アクティブツアラーがフルモデルチェンジ。「小さくても高いユーティリティと先進安全装備を備える良心的な1台」

8年目にして初のフルモデルチェンジとなったBMW 2シリーズ アクティブツアラー
8年目にして初のフルモデルチェンジとなったBMW 2シリーズ アクティブツアラー。
BMW 2シリーズアクティブツアラーがフルモデルチェンジで2代目となり、本邦初上陸となった。スポーツ・アクティビティ・ツアラー(SAT)を標榜するコンパクトMPVで、ADASなどの強化を進めて商品力をさらに高めた1台だ。

BMW 2 Series Active Tourer

コンパクトに生活を彩るBMWの実用車

1.5リッター直3ガソリンターボエンジンを搭載する218iアクティブツアラー。
人気を博したBMW 2シリーズのアクティブツアラーがフルモデルチェンジ。ボディサイズは若干拡大されたが、日本国内で使い勝手の良いコンパクトさは健在。

BMWのコンパクトモデル、2シリーズのアクティブツアラー2代目が日本市場で発表となった。2014年に登場した初代は、BMW初のFWDモデルとして注目されたが、MINIで培った開発技術が奏功して、初FWDとは思えぬほどのBMWらしい走りを実現していた。

2代目の全長×全幅×全高は4385×1825×1580mmで、先代と較べて10mm長く、25mm幅広く、20mm高くなっている。ホイールベースは2670mmで同値だ。荷室容量は470〜1455リットルとなり、5名乗車時は先代とほぼ同値だが、後席を折りたたむと先代よりも55リットル縮小されている。

充実のADAS装備など最新技術を搭載

BMW2シリーズアクティブツアラーの発表会では3世代の家族による様々なシーンを表現する寸劇が行われた。
BMW 2シリーズ アクティブツアラーの発表会では3世代の家族による様々なシーンを表現する寸劇が行われた。

搭載されるエンジンは先代と同じく1.5リッター直3ターボと2.0リッター直4ディーゼルターボで、組み合わされるトランスミッションは両車とも7速DCTとなった(先代ではディーゼルのみ8速AT)。ガソリンエンジンの1.5リッター直3ターボは最高出力156ps/5000rpm、最大トルク230Nm/1500-4600rpmで先代よりも16ps、10Nm高められた。2.0リッター直4ディーゼルターボエンジンは最高出力150ps/4000rpm、最大トルク360Nm/1500-2500rpmで10Nm向上している。

外観上、最大の特徴は近年存在感を増しているキドニーグリル。いったいどこまで大きくなるのかと思うが、その巨大かつ八角形となったグリルにはADAS(先進運転支援システム)系のセンサーが巧妙に隠されており、デザインに機能性を持たせる工夫がなされている。ADASは追従クルーズコントロール(ACC)はもちろんのこと、レーンチェンジウォーニング、レーンデパーチャーウォーニング、前進駐車からの出発時に有効なクロストラフィックウォーニングなどを標準で装備している。

未来感のあるインテリアが魅力

コンパクトクラスとしては珍しいカーブドディスプレイを採用。これは10.25インチと10.7インチの2つのディスプレイを横に並べて構成し、視認性を高めている。
コンパクトクラスとしては珍しいカーブドディスプレイを採用。これは10.25インチと10.7インチの2つのディスプレイを横に並べて構成し、視認性を高めている。

インテリアはコンパクトクラスとしては珍しい大型のカーブドディスプレイを標準で採用。これは10.25インチと10.7インチの2つのディスプレイを横に並べて構成し、視認性を高めている。スマートフォン、スマートウォッチを鍵代わりにできるBMWデジタル・キー・プラスを標準で装備し、コネクテッド技術もさらに高めている。

グレードはガソリンエンジン搭載の218iアクティブツアラー(418万円〜)とディーゼルエンジン搭載の218dアクティブツアラー(447万円〜)に、それぞれラグジュアリー志向のエクスクルーシブとスポーツ志向のMスポーツが用意される。デリバリーは今月から行われる予定。

フルモデルチェンジを果たした、BMWのエントリーSAV「X1」の走行シーン

コンパクトSUV「BMW X1」フルモデルチェンジ! 全幅1845mmの手頃なサイズは健在でPHEVやBEV仕様もラインナップ 【動画】

BMWが展開するスポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)のエントリーモデル「X1」がフルモデルチェンジを果たした。3世代目に進化したX1は、より洗練されたデザイン、快適な室内空間、高度なデジタル化に加えて、初のプラグインハイブリッド(PHEV)を追加。さらに、フル電動モデル「iX1」も同時に公開された。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…