フル生産が続くツッフェンハウゼン工場
ポルシェのエントリーシリーズ「718 ケイマン/718 ボクスター」は、デビュー以来、世界中のマーケットで高い人気を続けている。この旺盛な需要に対応すべく、ポルシェは生産の一部をフォルクスワーゲンのオスナブリュック工場で行うことを決定した。
ポルシェAGの生産・ロジスティック担当取締役、アルブレヒト・ライモルドは今回の決定について次のように説明する。
「現在、オスナブリュック工場では、フォルクスワーゲンの様々なブランドを生産しています。そして、フォルクスワーゲンとポルシェは、生産ネットワークにおけるパートナーとして協力関係にありました」
「これまでもフォルクスワーゲンは、カイエンや718 ケイマンのオーバーフロー生産を担当した実績があります。この長年のパートナーシップを活かして、お客様に我々のスポーツカーを迅速にお届けできることを喜ばしく思います」
現在、フォルクスワーゲンのツッフェンハウゼン工場では、911と718をフル稼働で生産中。現在、ポルシェはラインナップの電動化を進めており、次期718シリーズはフル電動化される。2030年代半ばまでに、ポルシェモデルの80%以上がフル電動モデルとなる予定だが、電動化以降も718の生産はツッフェンハウゼンで行われることが決まっている。