ベントレーブランド初となる高級レジテンス、2026年マイアミに完成予定

クルマごと61階の自宅へ! マイアミに建設中のベントレーレジデンスに自動車用エレベーター「デザーベーター」を導入

米国のマイアミに建設中の「ベントレーレジデンス」に、先進的な自動車専用エレベーター「デザーベーター」の導入が決まった。
米国のマイアミに建設中の「ベントレーレジデンス」に、先進的な自動車専用エレベーター「デザーベーター」の導入が決まった。
ベントレーモーターズはアメリカ・フロリダ州マイアミで2026年完成予定のレジデンシャルタワー「ベントレーレジデンス」に、4台が駐車可能でEV充電設備用のスペースも備えたガレージを各住戸に完備すると発表した。

クルマごと各住居への移動が可能に

贅を尽くした居住空間を提供する、マイアミに建設中の「ベントレーレジデンス」。
ベントレーモーターズとデザー・デベロップメント社が共同で建築中の「ベントレーレジデンス」は、各住居にクルマのまま部屋まで移動できる「デザーベーター」を採用した。

2026年に完成予定のベントレーレジデンスは、開発パートナーであるデザー・デベロップメント社(Dezer Development)にちなんで「デザーベーター(Dezervator)」と名付けられた革新的なエレベーターが設置される。クルマごと乗りこむエレベーターで、道路から各階住戸のガレージまで、ひと息に移動するというライフスタイルを提供する。

ベントレーレジデンス公式サイトには、入居希望者に向けて制作されたバーチャルツアーが公開されており、デザーベーターで各住戸内のガレージまで移動する様子などを含め、ベントレーレジデンスをひと足早く体験することができる。

ベントレーモーターズとデザー・デベロップメント社は2021年にパートナーシップの提携を発表。ベントレーブランド初となる高級レジテンスが、61階建ての高層ビルとなること、ラグジュアリーな各住戸からベイビューやオーシャンビューを楽しめることを明らかにしていた。

2022年には、サニー・アイルズ・ビーチにあるベントレーレジデンス建設予定地の近くにセールスギャラリーがオープン。入居希望者を対象にベントレーレジデンスの開発について詳しく案内している。

各住居向けに4基のデザーベーターを設置

贅を尽くした居住空間を提供する、マイアミに建設中の「ベントレーレジデンス」。
デザー・デベロップメント社が独自開発した車両用エレベーター「デザーベーター」は、ベントレーレジデンスに4基設置。それぞれの住居には3〜4台を駐車可能なガレージを備えている。

ベントレーレジデンスにはデザーベーターが4基設置される。ベントレーのパートナー企業であるデザー・デベロップメント社が独自に設計したエレベーターは、749フィート(約230m)のビル最上階までクルマを運搬する能力を持つ。各エレベーターには油圧システムが搭載されており、このシステムでタイヤを挟み、クルマを引っ張ってロボットシャトルシステムに載せた後、目的階までエレベーターが上下に移動する。

クルマのシートに座ったままデザーベーターで移動するという特別な体験に加えて、低層階ではエレベーターシャフトの周囲がガラス張りとなり、建物内の共用エリアを一望できる設計となっている。最上階の61階まで、各住戸内に3台または4台駐車可能なプライベートガレージが用意され、希望すればEV充電設備を設置することも可能。利便性と安全性に優れ、プライバシーが守られた空間で、大切な愛車を保管することができる。

居住者が所有するクルマにはすべて「RFIDタグ」が貼られる予定。ベントレーレジデンスにクルマで到着するとRFIDタグを自動でスキャン、高度な照明システムが作動し、自宅に移動するための正しいデザーベーターへとドライバーを誘導する。ID情報が自動で認識されるため、ドライバーは降車したり、ボタンを押したりする必要もなく、そのままスムーズに自宅前へと移動できるという。

居住者の友人や家族など、ベントレーレジデンスを訪れるビジターには地下のガレージも用意された。地下のガレージにも、EVとプラグインハイブリッド用の急速充電ステーションが設置される。ベントレーレジデンスは全館にwifiを完備。ホットワイヤーシステムの導入により、デザーベーター内での通信も可能となっている。

リアルな3Dバーチャルツアーも導入

贅を尽くした居住空間を提供する、マイアミに建設中の「ベントレーレジデンス」。
購入希望者に向けて、デザーベーターを含めた豪華な居住スペースだけでなく、映画館、ゲームルーム、スパなどの共用施設を仮想体験できる、バーチャルツアーも用意された。

ベントレーレジデンスの共用スペースと豪華な住戸は現在、Unreal Engineを使用したバーチャルツアーで見学が可能。Unreal Engineはゲーム開発者向けゲームエンジンであり、高度なリアルタイム3Dを制作するためのプラットフォーム。今回、ベントレーレジデンスのバーチャルツアーにも導入された。

バーチャルツアーでは実際の居住者のように建物内を歩いて回ったり、クルマで到着してデザーベーターで目的の階まで移動するなど、仮想体験が可能となっている。

バーチャルリアリティツアーのアプリを利用し、デザーベーターや住戸専用ガレージなどを体験することもできる。プール付きバルコニーを備えた各住戸をはじめ、映画館、ゲームルーム、ウェルネスセンター、スパ、ウィスキーバー、シガーラウンジ、レストラン、美しいロビーなど、ベントレーレジデンスの東西ユニットの全貌をバーチャルプレビューでチェックすることが可能だ。

ベントレーホームを配置したモデルルームも

贅を尽くした居住空間を提供する、マイアミに建設中の「ベントレーレジデンス」。
2026年に完成予定のベントレーレジデンス。マイアミのサニー・アイルズ・ビーチには、ベントレーホームの家具を配置したモデルルームもオープン。実際に部屋の雰囲気を確かめながら、購入を検討することができる。

マイアミのサニー・アイルズ・ビーチにオープンしたセールスギャラリーでは、対面での販売案内を実施中。実際の住戸と同じ6000平方フィート(約560平方メートル)のモデルルームをはじめ、完成予定の建物の手の込んだディテールなどを、ベントレーレジデンス担当スタッフが紹介する。

モデルルームに配置された豪華な家具「ベントレーホーム」は、ベントレーモーターズのブランドパートナーであるイタリア製高級家具メーカーがハンドメイドで製作。モデルルームを介して、入居希望者にインテリアコーディネートの一例を提示することで、ベントレーモーターズのカスタマーに新次元のラグジュアリーなライフスタイルを提案している。

ベントレーレジデンスの住戸価格は、420万ドル(約5億8300万円)からとなっている。

【関連リンク】
・ベントレーレジデンス公式サイト

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ゲンロクWeb編集部

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