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Porsche Tequipment
ルーフレールがなくとも現行モデルに装着可能
今回発表されたポルシェ テクイップメントのルーフテントは、ドイツのヴァイザッハ開発センターにおいて開発。オーストリアのツェル・アム・ゼーにある「スタジオF.A.ポルシェ(Studio F.A. Porsch)」と共同でデザインされた、専用ハードケースを備えている。
911、マカン、カイエン、パナメーラ、タイカンのルーフトランスポートに取り付けが可能で、ルーフレールの有無にかかわらず使用することができる。ふたつのサイドウィンドウとルーフウィンドウが標準装備されており、長めの良い居住空間を実現した。
オールシーズン対応の2名用テントは、ヨーロッパのポルシェ販売パートナーにおいて4980ユーロ(約72万円)でオーダーを受付中。デリバリーは2022年11月からを予定している。
アウトドアで嬉しい様々な専用機能を採用
テントを展開すると、床面は210×130cm。フロアには快適な高密度ポリフォームマットレスが敷かれており、テントのウォールは通気性の良いコットンブレンド製となっている。防水ジッパーと入口用の独立したレインカバーも備えられており、雨天でも使用することができる。
サイドウォールのデザインは、911のフライラインをイメージしており、「PORSCHE」ロゴもあしらわれた。インテリアには、保温性の高いキルティングライニング(ライトグレー)をチョイス。ヘッドエンドには山のシルエットも描かれており、フロアのマットレスにも同じキルティングパターンが採用されている。
両サイドの窓を全開にし、フレッシュエアをテント内に入れることも可能。蚊など害虫の侵入を防ぐ「インセクトガード」や、光を遮断するブラックアウト機能も導入された。
簡単な展開操作で広大なスペースが誕生
ルーフテントは、キャンプ場において素早い設営が可能。まず、ロックされた安全ラッチを展開。ハードケースを少し持ち上げ、2基のガス圧ショックアブソーバーを使用してテントを開く。続いて、フロアのフットゾーンを広げ、内蔵された伸縮式ラダーを使って安定させる。最後にテントを持ち上げ、4本のポールで張ることで完成する。
ハードケースのカラーは「ブラック/ライトグレー」「ブラック/ダークグレー」の2種類を用意。また、オプションのテクイップメント・アクセサリーとして、インナーテント、ヒートブランケット、シューズ&バッグオーガナイザーなども発売される予定だ。
SPECIFICATIONS
Porsche Tequipment Roof tent
ハードケース全長:146cm
ハードケース全幅:140cm
ハードケース全高:33cm
展開時全長:258cm
展開時全幅:257cm
展開時全高:118cm
重量:56kg
最大積載重量:190kg(ルーフレールあり)、140kg(ルーフレールなし)
装着時最高速度:130km/h