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最近トレンドの美顔器付きシェーバー
「男は電動シェーバーなんて、真っ平ゴメンだ!」と思っている読者もいることだろう。何を隠そう、これだけ電気で動く製品ばかりを評価している筆者でさえ、できることならT字カミソリで気持ちよくツルツルにしたいと思っているぐらいだ。それでも次善の策として、カミソリと電動シェーバーの2本立てで使い分けるというヒゲ濃いめ男子はワタクシだけではないはず。
そんな予断に満ちた思い込みを昨年、見事に破壊してくれたのがブラウンシリーズ9Proだった。いや、コイツは真面目にツルツルになる。最初に使った時なんて、あまりにツルツルになるものだから、身近な人間全員に触ってみろと強要し始め、少し嫌われそうになったほどだ。しかし話はそこでは終わらない。今年になって、そんな9Proに美顔器ヘッドを付属させたモデルが出たというのだ。あの感動的なソリ味に、美顔器!?
ちなみに美顔器付きシェーバーは今年のトレンドだ。複数メーカーから登場しているが、シェーバーとして優れていなければ、そもそも美顔器ヘッドも何もあったものじゃない。ということで、まずはシェーバーとしての9Proについてだ。9Proが顎をツルツルにしてしまうのは、髭を0.05mmまで刈り込めるから。しかも電動シェーバーにありがちな、何度も往復させないと満足できるほど深く剃れないなんてことはなく、軽く数回も往復させてやれば、文字通りにツルツルになってしまう。
スキンケアもできる究極の電動シェーバー
癖毛や生え際にありがちな長めの髭も問題ない。少し角度を変えながらゆっくりヘッドを当ててやれば、特に工夫することなく深剃りできる。と言葉で書いても信じられないだろう。ポイントは密着させやすい凹凸に追従するサスペンション式網刃や首振りヘッド、それに剃り残しに応じて自動的にヘッドの動作速度が変化する機能にあるようだが、そんなことはライバルだって同じようにやっている。そんな中でもキレイに剃れるのは、網刃の間にある薄くなったトリマー刃と癖毛を引き起こして剃りやすくするブレードで髭を理想的な状態にした上で刈り込むから、肌に無理なく素早く深く刈り込める。
深剃りできても、肌が痛むようではスキンケア機能が台無しだが、9proは肌にめちゃくちゃ優しい。美顔器としては磁力をヘッドから発生させることで化粧水成分を反発させ、毎分1万回の振動と組み合わせて肌への浸透を促進させる仕組みだ。保湿成分として広く使われるグリセリン等ほとんどの有効成分と反応するため、化粧水でも乳液でもスキンケア製品ならなんでも肌に塗った上からヘッドを当てるだけで効果を得られるという。
オプションで美顔器ヘッドを追加することも可能
では実際の効果は? スキンケアを怠っていた50代半ばの筆者が試すと、確かにほうれい線が薄れ、目の周辺のたるみが小さくなった。マッサージ効果もあるのか、毎日使っていると頬の肉までリフトアップしてきた。嘘だろって? まずは素晴らしい剃り味のシェーバーとして、9Proの素晴らしさを感じるといい。その上で興味があるなら美顔器ヘッド付きを選ぶだけ。オプションで美顔器ヘッドを追加することも可能だ。スキンケアをおろそかにしてきた中年男子ほど、その効果は大きい。
REPORT/本田雅一(Masakazu HONDA)
PHOTO/小林邦寿(Kunihisa KOBAYASHI)
MAGAZINE/GENROQ 2023年 1月号
PRICE
オープン価格
評価
絶対的な価格は高めのフラッグシップ機だが、肌に優しく深く剃れるProヘッドは感動もの。美顔器機能がシンプルであるにも関わらず、使い始めて数日もすればその効果を実感できる。
コストパフォーマンス:4
深ぞり度:5
肌への優しさ:5
バッテリー:4
スキンケアの有効性:4
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ブラウンお客様相談室
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