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Porsche Macan EV
大胆なデザインのメータークラスター
アウディとポルシェが共同開発した、新たな電動アーキテクチャー「プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック(PPE)」をベースに、EV専用モデルとして開発されている、次期型マカン。マカン EV投入後も、少なくとも2024年までは現行の内燃機関搭載型マカンも併売される。当初2022年中のデビューも噂されていたマカン EVだが、様々な理由から発表が遅れている模様だ。
今回、マカン EVのインテリアの撮影に成功した。以前、撮影された車両と同様に、デジタル・ドライバーズ・ディスプレイと、大型デジタル・センタースクリーンを配置。レイアウト自体は、現行マカンから大きく離れず、ポルシェらしさが保たれている。
駐車中の開発車両を撮影する場合、室内にはカモフラージュカバーがかけられていることが多いが、今回は走行中の車両のため、ドライバーズ・ディプレイ奥のコンソールに、半円状にえぐられた形状を採用していることが明らかになった。さらにセンター部には、「スポーツクロノパッケージ」でお馴染みとなっているアナログメーターが確認できる。
デュアルモーターとシングルモーター仕様を用意
エクステリアに関しては、依然としてディテールを隠すように、厳重なカモフラージュ偽装が施されたまま、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェで走行を繰り返していた。リヤセクションには、このモデルが「EV」であることを隠すかのように、フェイクエキゾーストを装着。相変わらずヘッドライト周辺は厳重に隠され、Cピラーの6ライトウインドウも、フェイククロームによって正確なデザインを隠している。
ハイパフォーマンス仕様は前後アクスルに電動モーターを1基ずつ配置し、4輪を駆動。最大出力600PSオーバーとなることが予想されている。前後の動力配分はフロントが48%、リヤが52%に設定。バッテリーは100kWh容量を搭載し、車両重量は不明だが、ロングドライブにも対応する後続距離が確保されるはずだ。また、ポルシェは廉価版として、リヤのみにモーターを配置した、シングルモーター仕様も用意している。
前述のように2022年末のデビューを予定していたマカン EVだが、世界的な半導体不足とサプライチェーンの問題から、スケジュールが大幅に遅延。ただ、2023年中に発表されることは間違いなく、生産も2024年から開始される。