目次
HYUNDAI Santa Fe
都市生活とアウトドアをカバー
初代モデルが2000年に登場したミドルサイズSUVの「サンタフェ」は、ヒョンデの世界戦略車として韓国本国だけでなく、北米、ヨーロッパで高い人気を集めている。2018年以来となるサンタフェのフルモデルチェンジにあたり、アウトドアでのアクティビティに対応するデザイン、居住性の向上、ラゲッジ容量の拡大といった開発テーマが掲げられた。
この結果、塊感がありながらも繊細なディテールを持ったエクステリア、広々としたインテリア、大型化されたテールゲートによる抜群の積載性を実現した5代目サンタフェのデザインが完成した。ヒョンデ・グローバル・デザインセンターを率いるイ・サンヨプ(SangYup Lee)は、新型サンタフェについて次のように説明する。
「新型サンタフェは、都市生活とアウトドアの完璧なバランスを実現したSUVです。長いホイールベース、広い室内空間、テラスのようなテールゲートなどは、家族の送り迎えから、冒険的なオートキャンプまで、あらゆる用途に対応するでしょう」
前後ライトに採用された「H」型モチーフ
新型サンタフェのボクシーなフォルムと特徴的なシルエットは、ロングホイールベース、大型化されたテールゲートにより実現した。フロントセクションは、スクエアなボンネット、ヒョンデを象徴する「H」型ヘッドランプ、大胆でシャープなフェンダー処理を採用。「H」型ヘッドランプは、Hをモチーフにしたフロントロワー・エレメントと調和し、完成度の高いフロントフェイスを手にしている。
サイドセクションは先代モデルからホイールベースを延長し、短縮化されたフロントオーバーハング、大胆なルーフライン、力強いボリューム感を持ったフェンダー、シャープに切り取られたホイールアーチなどが、SUVらしい力強さと冒険心をアピールする。
垂直に切り立った大型テールゲートは、新型サンタフェのアイキャッチとなる要素。シンプルにまとめられたリヤセクションには、フロントフェイスと同様に「H」型テールライトが配置された。
あらゆる用途に対応するラゲッジルーム
ホイールベース延長の恩恵を受けたインテリアは、ゆったりとしたスペースを確保。テールゲートを開けると、テラスのような広々とした室内空間が広がる。分割可倒式の2列目/3列目シートは、様々なレイアウトを楽しむことができるだけでなく、すべてのシートをたたむことで、あらゆるアウトドア装備を飲み込むことができる。
力強いエクステリアとは対照的に、クールで洗練された印象のインテリアは、水平と垂直ラインを組み合わせたデザインを採用。ダッシュボードやベンチレーションにも「H」型モチーフが採用された。
コクピットには、パノラミック・カーブドディスプレイを採用。カーブドディスプレイは、12.3インチ・デジタルクラスターとインフォテインメント・システムをシームレスにつなぎ、ドライバーの視認性を高めるとともに、高級感を演出する。デュアル・ワイヤレス充電など、標準装備も大幅に充実化されるという。
シートやトリム類には、持続可能な新素材を数多く導入。スエード調ヘッドライナー、フロアマット、2列目&3列目のシートバックには再生プラスチック製、クラッシュパッドとドアトリムカバーには環境に配慮したレザーレットがチョイスされた。
【関連リンク】
・ヒョンデ公式Youtubeチャンネル