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NISSAN GT-R
GReddy
GReddy(グレッディ)のGT-Rはユニークだ。ブランドロゴを一般公募してそれをラッピングした、世界に1台のGT-Rである。ロゴ一つひとつに、GT-Rとグレッディに対する人々の情熱が感じられる。
HKS
規模や実績にして日本のトップチューナー「HKS」が手がけたGT-R。「HKSが考えるカーボンニュートラルを最高峰のコンセプトカーで」をテーマに、MY24のGT-R NISMOをチューニングした。4.3リッターのコンプリートエンジンは1000PSを超えるという。
TOP SECRET
トップシークレットはサーキットから最高速、ゼロヨンなどのステージで輝かしい実績を残してきた。代表を務める永田和彦氏の思い入れにより、ここぞという時はトップシークレットゴールドという特別色にしたコンプリートカーを製作する。MY24をベースとしたこのGT-Rは、吸排気やブーストアップにより最高出力600kW(816PS)を発揮する。
BLITZ
やみくもに辛口にするのではなく、ユーザーニーズに合ったものを。というブリッツが掲げるコンセプトはGT-Rチューニングにも反映される。カーボンインテークに4862GTR+750Rターボを装着して出力アップし、試作品のサスペンション「ZZ-R AIR SpecDSC PLUS」を装着した。電子制御式の車高調で約30mmほどリフトアップできるという新しい試みだ。
Kansai Service
Kansaiサービスはいつもユーザー目線に立ったチューニングを信条とする。GT-Rは第2世代からずっとチューニングに取り組んできて、R35になっても様々な仕様をつくってきた。この個体はMY17のブーストアップ仕様。あらゆるシーンで扱いやすく、かつハイパワーである。彼らにずっと寄り添ってきたのがHKS、そしてアドバンだ。
ENDLESS
日本を代表するブレーキメーカーであるエンドレス。MY24のGT-R NISMOに最新型モノブロックキャリパーを装着して展示した。フロント6ポット、リヤ4ポットが、600PSオーバーの出力性能を手懐ける。
WORK
ワークが持ち込んだのはGT-Rピュアエディション。その足もとにはZEAST(ジースト)の新作STXが装着されていた。同シリーズは今まで骨太な5本、6本スポークモデルを展開してきたが、今回は繊細なメッシュ形状で攻めてきた。装着サイズは前10.0J、後11.0Jの21インチ。
ENKEI
モータースポーツ活動を己の柱とするのがエンケイの姿勢だ。今年のブースには2019年のSUPER GT(GT500)参戦車両であるカルソニックIMPUL GT-Rが展示された。
RAYS
レイズのコーポレートカラーを纏ったGT-R NISMO。その足もとにはボルクレーシングの新作にして参考出品となるG29があった。2×9の9交点メッシュは今までのボルクレーシングにはなかった新しい意匠だ。
DUNLOP
ダンロップはGT-Rの発売当初から新車装着タイヤを開発してきたが、このGT-R NISMO(MY24)は、東京オートサロン開催直前に筑波サーキットでタイムアタックに挑戦した車両で58秒820を記録した。タイヤは「SP SPORT MAXX」シリーズのフラッグシップで、GT-R専用モデルのプロトタイプだという。市販車かつ新車装着タイヤでの59秒切りは話題となった。
REPORT/中三川大地(Daichi NAKAMIGAWA)、上之園真以(Mai AGENOSONO)
PHOTO/中島仁菜(Nina NAKAJIMA)
MAGAZINE/GENROQ 2024年3月号