B58エンジンと電動ユニットの進化版に期待

初代X5は、2000年に登場。第4世代となる現行型(G05)は2019年に発売されており、これが7年ぶりのフルモデルチェンジとなる。特に注目されるのは、2種類の「Mパフォーマンス」モデルで、1台は「X5 M60」、もう1台は「X5 M60e」だ。

G65型「M60」には、「S68型」4.4リットルV8ツインターボエンジンが48Vマイルドハイブリッドと組み合わされ、最高出力530ps、最大トルク750Nmを発揮する。
ニュル捉えたプロトタイプは、左フロントクォーターパネルのチャージングフラップを配置、クワッドエキゾーストパイプがインストールされていることから、もう1台の「Mパフォーマンス」である、プラグインハイブリッド「M60e」であることがわかる。
60eは、M部門がハイパフォーマンス向けに開発したV8ツインターボエンジンではなく、シングルターボチャージャーを搭載した量産型の3.0リットル6気筒エンジンを搭載することになる。
現在「XM 50e」や「M760e」セダンに搭載されているB58エンジンと電動ドライブユニットの進化版に期待が高まっており、最高出力は563ps、最大トルク800Nm以上が予想される。また、EV後続は80〜100km程度になるだろう。
バッテリー電気自動車のノイエ・クラッセ・ラインナップのスタイリングには、よりシャープなヘッドライトとキドニーグリル、曲線的なフロントバンパー、そして力強いリアバンパーなどが採用される。夏季限定のパフォーマンスタイヤを装着した次期X5には、コックピットにもBMWパノラミックiDriveとBMWオペレーティング・システムXを搭載される。また、ステアリングホイールのタッチセンサー式ボタンと、Vision Neue Classコンセプトの3Dヘッドアップディスプレイは、G65にも確実に採用されるだろう。
果たして、この2台のX5次期型「Mパフォーマンス」は日本に導入されるのだろうか?現段階で確定情報はなく、2台同時に導入される確率は低いと思われますが、環境問題を考えると「X5 M60e」が有力視される。















