2025年11月の国内新車販売ランキングTOP10
| 順位 | メーカー・モデル | 販売台数 | 前年同月比 |
|---|---|---|---|
| 1位 | ホンダ・N-BOX | 16,198台 | 89.8% |
| 2位 | トヨタ・ヤリス | 14,556台 | 77.4% |
| 3位 | スズキ・スペーシア | 12,904台 | 89.2% |
| 4位 | トヨタ・カローラ | 10,997台 | 67.9% |
| 5位 | ダイハツ・ムーヴ | 10,951台 | 140.2% |
| 6位 | トヨタ・ライズ | 10,004台 | 188.2% |
| 7位 | トヨタ・シエンタ | 9,703台 | 109.4% |
| 8位 | ダイハツ・タント | 9,520台 | 82.3% |
| 9位 | トヨタ・ルーミー | 8,664台 | 191.3% |
| 10位 | 日産・ルークス | 7,741台 | 141.0% |
首位はN-BOX、軽自動車の“王者”が健在
総合ランキングの首位は、ホンダの軽自動車「N-BOX」だった。販売台数は16,198台で、前月比126.7%と大きく伸長。軽自動車市場の中心的存在としての地位を改めて示した。
室内空間の広さや使い勝手の良さに加え、ファミリー層から高齢者層まで幅広い支持を集めるN-BOXは、軽自動車という枠を超え、「日本で最も売れる車種の一角」として定着している。
登録車で最上位となったのは、トヨタ・ヤリスだ。11月の販売台数は14,556台で、総合ランキングでは2位につけた。ハイブリッドを中心とした高い燃費性能と価格帯のバランスが評価され、安定した需要を維持している。
TOP10にはこのほか、カローラ、ライズ、シエンタ、ルーミーと、計5モデルのトヨタ車がランクインした。特にライズ(前年同月比188.2%)やルーミー(191.3%)は大きな伸びを示しており、コンパクトSUVや小型トールワゴンへの需要の強さが数字にも表れている。
軽自動車では、N-BOXに続いてスズキ・スペーシア、ダイハツ・ムーヴ、ダイハツ・タントが上位に並んだ。
注目は5位のダイハツ・ムーヴだ。前月比では68.4%と一服感が見られるものの、前年同月比では140.2%と大幅な伸びを維持している。2025年6月のフルモデルチェンジも追い風となり、販売を下支えしているとみられる。
また、10位の日産・ルークスは7,741台を販売し、前月比143.0%、前年同月比141.0%と高い伸び率を記録。軽スーパーハイトワゴン市場における日産の存在感を改めて印象づける結果となった。
軽が市場を支え、登録車は多様性で応える
2025年11月のランキングから見えてくるのは、軽自動車が販売台数の約4割を占め、市場の量的基盤を支えつつ、登録車は多様なカテゴリーで需要を取り込むという日本特有の市場構造である。
物価や燃料価格の上昇が続く中、維持費に優れる軽自動車が引き続き選ばれる一方で、登録車ではコンパクトカーや小型SUV、ミニバンが安定した支持を集めている。
新車市場全体の急回復は見通しにくいものの、実用性と価格のバランスに優れたモデルを中心に、堅調な販売が続く可能性は高い。2026年に向け、各メーカーがどのカテゴリーに新型車を投入してくるのかが、次の注目点となりそうだ。
