2025年12月のSUV販売台数トップ10

2025年12月のSUV販売台数で1位に輝いた、トヨタ・ライズ
順位メーカー・モデル販売台数前年同月比
1位トヨタ・ライズ8,665台199.1%
2位ホンダ・ヴェゼル4,615台94.1%
3位スズキ・ジムニー4,245台195.7%
4位トヨタ・ハリアー4,199台129.0%
5位トヨタ・ランドクルーザー2,795台64.6%
6位マツダ・CX-52,624台188.0%
7位スバル・フォレスター2,396台123.0%
8位スズキ・クロスビー1,817台206.9%
9位ダイハツ・ロッキー1,711台135.5%
10位ホンダ・WR-V1,353台46.6%

SUVは「用途別の実用性」で選ばれる時代に

2025年12月のSUVランキングを見ると、コンパクトSUV、オフロード系、ミドルサイズ、都市型クロスオーバーまで、多様な車種が上位に並ぶ構図が明確となった。SUVが特定の用途に限定される存在ではなく、ライフスタイルや価値観に応じて選ばれるカテゴリーへと進化していることが、数字からも確認できる。

首位のトヨタ・ライズ(8,665台)は、取り回しの良さと価格帯のバランスが高く評価され、小型SUVとして12月もトップを維持した。都市部での街乗りから郊外へのレジャー利用まで幅広いニーズを捉えており、「日常使いできるSUV」という立ち位置を確固たるものにしている。

3位のスズキ・ジムニー(4,245台)は、本格四輪駆動を備える希少なモデルとして、アウトドア志向のユーザーや個性的なスタイルを重視する層から高い支持を維持した。前年同月比でも大幅な伸びを示しており、ニッチながらも確実な需要を持つ存在であることが改めて示された。

ミドルサイズSUVでは、トヨタ・ハリアー(4,199台)やマツダ・CX-5(2,624台)、スバル・フォレスター(2,396台)が安定した販売を記録している。快適性や安全装備、走行性能といった基本性能の完成度が評価され、「長く安心して使えるSUV」を求める層から支持を集めている点が特徴だ。

さらに、トヨタ・ランドクルーザー(2,795台)やスズキ・クロスビー(1,817台)、ダイハツ・ロッキー(1,711台)といったモデルも上位に入り、SUV市場の裾野の広さを示した。用途特化型から日常重視型まで、多様な選択肢が共存している。

年末商戦でもSUV需要は底堅く推移

SUVはここ数年、日本市場において需要が着実に拡大しているカテゴリーである。2025年12月は年末の商戦期にあたり、家族用途やレジャー需要に加え、都市部での取り回しや日常利用のしやすさを重視するユーザーの購買が活発化した月となった。

現在のSUV市場は、コンパクトからミドルサイズ、さらには本格オフロード志向モデルまで選択肢が大きく広がっている。ユーザーは車格やデザインだけでなく、ライフスタイルや利用シーンに応じて最適な一台を選ぶ傾向を強めている。

今後は、ハイブリッドを中心とした環境性能の向上や電動化、先進運転支援システムの進化に加え、各メーカーが打ち出す独自の価値設計が競争の軸となるだろう。SUV市場はさらに細分化が進み、成熟フェーズへと移行していくとみられる。