2026年1月の普通自動車販売台数トップ10

| 順位 | メーカー・モデル | 販売台数 | 前年比 |
| 1位 | トヨタ・ヤリス | 11,192台 | 68.8% |
| 2位 | トヨタ・シエンタ | 10,145台 | 105.7% |
| 3位 | トヨタ・ライズ | 9,239台 | 136% |
| 4位 | トヨタ・カローラ | 9,218台 | 65.6% |
| 5位 | トヨタ・アルファード | 7,860台 | 79.7% |
| 6位 | トヨタ・ルーミー | 7,694台 | 122.9% |
| 7位 | トヨタ・ヴォクシー | 7,190台 | 114.5% |
| 8位 | ホンダ・フリード | 7,135台 | 92.6% |
| 9位 | トヨタ・ノア | 6,439台 | 105.3% |
| 10位 | スズキ・ジムニー | 6,322台 | 289.9% |
トップモデルの特徴と市場の動き
2026年1月の販売台数で首位に立ったのはトヨタ・ヤリスだ(11,192台、前年比68.8%)。ヤリスはコンパクトハッチバックの代表モデルとして、日常の使い勝手の良さと優れた燃費性能が評価されている。
都市部での取り回しやすさや維持費の低さといった実用性が支持され、単月ランキングでも首位を維持した。ただし前年比は7割弱にとどまっており、前年からの反動減が表れている。
トップ10を見渡すと、トヨタ車が多数を占める傾向が継続している。
シエンタ(2位・前年比105.7%)、ライズ(3位・136%)、カローラ(4位・65.6%)、アルファード(5位・79.7%)、ルーミー(6位・122.9%)、ヴォクシー(7位・114.5%)、ノア(9位・105.3%)といった幅広いラインナップが上位に並び、日常使いからファミリー用途、高級志向まで多様なニーズを同一ブランド内でカバーしている。これは、モデル展開の厚みとブランドの信頼性が販売に寄与していることを示している。
とくにシエンタとライズは前年比で伸びており、ファミリー層や都市部のユーザーからの支持が販売台数に反映されている。
8位に入ったホンダ・フリード(7,135台、前年比92.6%)は、コンパクトミニバンとしての実用性と居住性の高さが評価され、都市部やファミリー層を中心に安定した人気を保っている。前年比はやや減少したものの、単月ランキングで一定の販売ボリュームを確保し、トヨタ車中心の市場において存在感を示した。
10位にはスズキ・ジムニー(6,322台、前年比289.9%)がランクインした。軽量でタフな走りが特徴のジムニーシリーズは、アウトドア志向や個性派ユーザーから根強い支持がある。前年比が約3倍に伸びている点からも、供給回復や需要の顕在化が販売を押し上げた可能性が高い。
こうした順位の並びは、定番車の強さが続く一方で、用途やライフスタイルに応じた選択肢が広がっている市場構造を反映している。
2026年の普通車市場はどこへ向かうか
1月のランキングは季節要因や新型車の投入時期、在庫状況などの影響を受けやすい面がある。ただし、トヨタが上位を多数占める構図は維持されており、登録車市場における同社の影響力の大きさは変わっていない。
加えて、フリードやジムニーといった用途特化型モデルが上位に入った点は、今後の月次ランキングを読み解くうえで引き続き注目すべきポイントである。また2026年は、環境性能割の廃止や新車供給の正常化が進むとみられ、販売環境は全体として下支えされやすい。
これにより、シエンタやライズのように前年比が伸びたモデルがどこまで勢いを維持できるか、またヤリスやカローラの反動減がどの段階で底打ちするかが、今後のランキングの焦点と言える。
