基本情報

4代目ハリアー Z“Leather Package”(2020)

トヨタ・ハリアーは、上質なデザインと快適な乗り心地を特徴とするミドルサイズSUVである。1997年の登場以来、日本市場における高級クロスオーバーSUVの代表的なモデルとして支持されてきた。

現行モデルは2020年に登場した4代目で、トヨタのTNGAプラットフォームを採用。ボディサイズは全長4.74m、全幅1.855m、全高1.66mで、SUVとしての存在感を保ちながら都市部でも扱いやすいサイズに設計されている。

パワートレインは2.0Lガソリンエンジンと2.5Lハイブリッドの2種類を設定。ガソリン車にはダイナミックフォースエンジンが採用され、ハイブリッド車ではトヨタのハイブリッドシステムを組み合わせることで、静粛性と燃費性能の向上が図られている。

SUVとしての実用性に加え、質感の高い内装や静粛性の高さも評価されており、都市型ラグジュアリーSUVとして独自のポジションを確立している。

代表グレード例(ハイブリッド車:グレードG)

項目内容
車両型式2WD:6AA-AXUH80-ANXGB / E-Four:6AA-AXUH85-ANXGB
駆動方式2WD(前輪駆動方式) / E-Four(電気式4輪駆動方式)
乗車定員5名
全長×全幅×全高4,740 × 1,855 × 1,660 mm
ホイールベース2,690 mm
最低地上高190 mm
エンジン型式A25A-FXS
総排気量2.487 L
エンジン最高出力131 kW [178 PS] / 5,700 rpm
モーター最高出力フロント:88 kW [120 PS] / リヤ(E-Fourのみ):40 kW [54 PS]
トランスミッション電気式無段変速機
WLTC燃費22.3 (2WD) / 21.6 (E-Four) km/L

代表グレード例(ガソリン車:グレードG)

項目内容
車両型式2WD:6BA-MXUA80-ANXGB / 4WD:6BA-MXUA85-ANXGB
駆動方式2WD(前輪駆動方式) / 4WD(4輪駆動方式)
乗車定員5名
全長×全幅×全高4,740 × 1,855 × 1,660 mm
ホイールベース2,690 mm
最低地上高195 mm
エンジン型式M20A-FKS
総排気量1.986 L
エンジン最高出力126 kW [171 PS] / 6,600 rpm
トランスミッションDirect Shift-CVT(ギヤ機構付自動無段変速機)
WLTC燃費15.4 (2WD) / 14.7 (4WD) km/L

ハリアーの魅力

トヨタ・ハリアーの魅力は、SUVとしての実用性と高級車のような上質感を兼ね備えている点にある。

まず挙げられるのがデザイン性の高さだ。クーペのように流れるルーフラインとシャープなフロントフェイスにより、SUVでありながら洗練された都会的なスタイルに仕上げられている。

乗り心地の良さもハリアーの特徴の一つだ。遮音材の最適配置や車体剛性の向上によってロードノイズや振動が抑えられており、高速道路でも静かで安定した走行が可能となっている。

内装の質感も高い。ソフトパッドやレザー調素材を取り入れた室内は上質感のある仕上がりとなっており、国産SUVの中でも快適性の高い空間が確保されている。後席の足元スペースにも余裕があり、長距離移動でもゆったりと過ごしやすい。

さらにハイブリッドモデルでは燃費性能にも優れる。SUVとしての車格を持ちながらWLTCモードで20km/L前後の燃費を実現しており、走行性能と経済性のバランスが取れたパワートレインとなっている。

ハリアーの気になるポイント

ハリアーは完成度の高いSUVである一方、購入前に把握しておきたい点もいくつかある。

まず挙げられるのが車両価格だ。ハリアーはトヨタSUVの中でも上級モデルに位置付けられており、同クラスのSUVと比べると価格帯はやや高めに設定されている。

また、全長は約4.7mと比較的大きく、コンパクトSUVと比べると取り回しに慣れが必要になる場合もある。都市部の狭い道路や駐車場では、車体サイズを意識する場面も出てくるだろう。

さらに、クーペのような流れるルーフラインを採用しているため、後方視界がやや狭いと感じる場合もある。バックモニターや各種安全支援装備によって運転時の不安は軽減できるが、購入前には試乗などで視界の感覚を確認しておきたいところだ。

ハリアー 中古車市場

ハリアーは中古車市場でも流通量の多い人気SUVだ。中古車情報サイトでは全国で数千台規模の在庫が確認でき、年式やグレード、走行距離など条件に応じて幅広い車両から選ぶことができる。

価格帯は年式によって大きく異なる。2013年〜2019年の3代目モデルでは100万〜250万円前後の車両が中心となり、比較的手頃な価格帯から購入可能だ。走行距離や装備内容によって価格差が生じやすい点も特徴である。

2020年に登場した現行型(4代目)では200万〜450万円前後の価格帯が中心となる。ハイブリッドモデルや上級グレード、低走行の車両ではさらに高い価格で販売されるケースも見られる。

ハリアーは国内での人気が高く中古市場でも需要が安定しているため、状態の良い車両や条件の良い個体は比較的早く売れる傾向がある。そのため購入を検討する際は、車両状態や装備内容を確認しながら比較することが重要である。

ハリアー 中古車 注意点

ハリアーを中古車として購入する際は、いくつか確認しておきたいポイントがある。

まずハイブリッド車の場合は、駆動用バッテリーの状態である。年式が古い車両ではバッテリーの劣化が進んでいる可能性もあるため、保証の有無や点検履歴、整備記録簿などを確認しておくと安心だ。

また、SUVとして使用されている車両では下回りの状態にも注意したい。アウトドア用途や未舗装路の走行が多い車両では下回りの傷やサスペンション、足回り部品の摩耗が見られる場合がある。購入前には車両状態の説明を受け、可能であれば現車を確認しておくことが望ましい。

ハリアー 中古車が高い理由

ハリアーの中古車価格は、同クラスのSUVと比較しても比較的高い傾向にある。

理由の一つはブランド力の高さだ。ハリアーは長年にわたり高級志向のSUVとして認知されており、国内市場で安定した人気を維持している。

また、新車販売台数が多く中古車市場での流通量も多い一方、購入希望者も多いため需要が落ちにくい。こうした需給バランスにより、価格が大きく下がりにくい傾向が見られる。

さらにデザイン性の高さも中古価格を支える要因の一つである。クーペのような流麗なスタイリングは年式が経過しても古さを感じにくく、モデルチェンジ後でも一定の人気を維持しやすい。

このようにブランド力、安定した需要、デザイン性の高さといった要素が重なり、ハリアーは中古車市場でも価格が比較的高く保たれやすい車種となっている。

ハリアー フルモデルチェンジ

ハリアーは1997年に初代モデルが登場した。乗用車の快適性とSUVの実用性を融合したクロスオーバーSUVとして開発され、日本市場においてラグジュアリーSUVというカテゴリーを広めた存在でもある。

2003年には2代目モデルが登場した。初代のコンセプトを引き継ぎながら高級感や装備内容が強化され、国内外で人気を獲得した。海外ではレクサスRXとして販売されるなど、グローバル市場でも高い評価を受けたモデルである。

2013年には3代目モデルへと進化し、より流麗なデザインを採用したことで都市型SUVとしてのイメージが一層強まった。スタイリングを重視したSUVとしての個性が明確になったのもこの世代である。

そして2020年には4代目モデルへフルモデルチェンジが行われた。トヨタのTNGAプラットフォームを採用することで走行性能や静粛性、乗り心地が大きく向上している。またデザイン面でもクーペのようなシルエットが採用され、都市型SUVとしての特徴がさらに強調された。

販売面でも現行型の人気は高く、国内SUV市場でも安定した人気を維持している。ハリアーは現在もトヨタを代表するミドルサイズSUVの一つとして位置付けられている。

ハリアー やめとけ?

インターネット上では「ハリアーはやめとけ」といった意見が見られることもある。主に指摘されるのは、価格の高さやボディサイズに関する点だ。

ハリアーはトヨタSUVの中でも上級モデルに位置付けられており、新車価格や維持費はコンパクトSUVと比べて高くなる傾向がある。購入費用だけでなく、自動車税や保険料などの維持費も含めて検討する必要がある。

また、日常の移動が中心でコンパクトな車を求める方にとっては、車体サイズや取り回しが大きく感じられる場合もある。特に狭い住宅街や立体駐車場を頻繁に利用する環境では、コンパクトSUVの方が扱いやすいと感じることもあるだろう。

一方で、デザイン性の高さや乗り心地、静粛性などの評価は高く、上質なSUVとしての完成度は高い。こうした特徴から満足度の高い車種として支持されており、価格に見合う価値を感じるユーザーも多いモデルである。

まとめ

トヨタ・ハリアーは、上質なデザインと快適な乗り心地を特徴とするミドルサイズSUVである。

流麗なスタイリングや質感の高い内装、静粛性に優れた走行性能などが評価され、日本のSUV市場でも長く支持されてきたモデルだ。都市型SUVとしての洗練されたデザインと、日常使いのしやすさを兼ね備えている点も大きな特徴と言える。

中古車市場でも流通量が多く、年式やグレード、装備内容、パワートレインの違いなどを比較しながら車両を選びやすい。ハイブリッドモデルや上級グレードなど選択肢も幅広く、用途や予算に応じた車両を見つけやすい点も魅力と言える。

こうした特徴から、デザイン性と快適性を重視したSUVを探している方にとって、ハリアーは現在でも有力な選択肢の一つとなるモデルである。