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社会問題となっているブレーキとアクセルの踏み間違い事故を未然に防ぐ
日本特殊陶業は東京オートサロン2023に出展するNGKスパークプラグブースにて、国土交通省認定品の後付け安全運転支援装置「アイアクセル」を展示する。
若年層や高齢ドライバーなどによる運転操作ミスが要因の重大事故が社会問題となるなか、新型車への「衝突被害軽減ブレーキ」や「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」といった先進運転支援システムの搭載が2021年から段階的に義務化されてきている。
実際に、アクセルとブレーキの踏み間違いによる交通事故は、年間約7,000件発生していて、その多くは特に75歳以上の高齢者に偏りがあるという調査結果も出ており、先進運転支援システムの普及が急がれる。一方で、古い年式の車両には先進運転支援システムが未搭載のモデルも多い。そのため近年では、古い年式の車両へのアクセルペダル踏み間違い時加速抑制装置の後付けが注目を浴びている。
電子制御式、ケーブル式どちらのアクセルにも後付可能
「アイアクセル」は、そのような社会問題となっているブレーキとアクセルの踏み間違い事故を防ぐ装置で、電子制御式、ケーブル式どちらのアクセルにも対応していて後付けでの取付けが可能だ。装置は機械式の為、雨などの天候や周辺環境に左右されない信頼性をもっている。しかもワンタッチで装置のON/OFFを切り替えることができる。
作動の仕組みは、運転手がブレーキペダルとアクセルペダルを踏み間違えた場合、アクセルをキャンセルすると共にブレーキを緩やかに作動させ事故を防止する。アクセル解除と同時にブレーキも緩やかに作動させることで、安全に車両を減速することができる。
また、運転席のダッシュボードなどに装着できる「アイアクセル状態表示機」は、アイアクセルが作動する手前(フルスロットルに当たる)で警報ブザーを鳴らす機能を備えているため、ドライバーは「これ以上アクセルを踏んだらアイアクセルが作動する」ということが事前にわかり、運転者への加速の抑制を促す。
ご家族や身のまわりに高齢のドライバーがいる方は、もしもの時に備えて高齢者が運転する車両に「アイアクセル」の取り付けを検討してみてはいかがだろうか。東京オートサロンのNGKスパークプラグブースでは、「アイアクセル」の展示だけでなく、試乗デモ機が用意される予定なので、ぜひブースに足を運んで実際に体験してみていただきたい。
アイアクセルの詳しい情報はNGKスパークプラグ/NTKテクニカルセラミックス製品サイトをチェックしてみよう。