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より効率化されたPHVシステムを搭載
2023年型プリウス・プライムは、外出の多い生活のために作られた、多才なプラグインハイブリッドだ。新開発の13.6kWhバッテリーを搭載し、フル充電すれば毎日の通勤を楽にこなすことができる。グレードはSE、XSE、XSEプレミアムの3グレードがラインナップされ、SEグレードではメーカー推定値で最大70kmの電気走行が可能。さらに、長距離移動の際には低燃費のハイブリッドパワートレインが活躍し、SEグレードではメーカー推定複合燃費18.4km/Lを達成している。また、充電が切れるまでは電気自動車モードで走行し、その後は高効率のハイブリッドパワートレインに簡単に切り替えることができるため、長距離の移動にも柔軟に対応する。
さらに、よく通る道でのドライバーの停車パターンを認識し、アクセルを離すタイミングをシステムが提案することで、航続距離を最適化することができる。また、「減速予測支援機能付きエコドライブ」は、日々の走行データを収集し、減速や停止のポイントを最適化する。以降、ドライバーがよく通る場所を通る際には、アクセルを離すタイミングを示し、アシスト減速をかけることで燃費の向上を支援する。
プリウス・プライムの家庭充電に特別な設備は必要なく、プリウス・プライムを付属のケーブルで一般家庭のコンセントにつなぐだけで充電を行うことができる。(北米トヨタはGFI15Aの専用コンセントの使用を推奨)。理想的な条件下では、標準的な120V家庭用コンセントで約11時間、レベルII充電器で約4時間で充電が完了する。
パワートレインシステムには、2.0Lエンジン、発電機、電気モーターからなる第5世代ハイブリッドシステムが搭載され、長距離でも効率的な走行が実現されている。総合出力は220馬力、最大トルクは188Nmを発揮し、0-96km/h加速6.6秒を達成している。
プリウス・プライムには、「EVモード」「HV/EVオートモード」「ハイブリッドモード」の3つのドライブモードが備えられている。EVモードでは、街中での走行における電気走行をシステムが積極的に使用。HV/EVオートモードでは、急な坂道や高速走行など、ガソリンエンジンをかけた方が効率的な場所では高効率エンジンが作動する。ハイブリッドモードでは、プリウスプライムはガソリンエンジンと電気モーターを自動的に切り替えて走行し、エンジンの駆動力とハイブリッドバッテリーの電力を効率よく組み合わせて駆動する。
コネクションに特化したキャビン装備
新しいトヨタオーディオマルチメディアは、デュアルBluetooth電話接続を可能にし、標準のワイヤレスApple CarPlay/Android Autoの互換性をサポートしている。さらに、Wi-Fi コネクションの30日間または3GBまでのトライアルのどちらか早い方を利用することで、最大5台のデバイスで4G接続が可能となり、プリウス・プライムはAT&Tホットスポットに変身する。また、あらゆるデバイスの充電ニーズに対応できるよう、室内には6つのUSBポートが装備されている。フロントでは、センタースタックの下部に2つのUSB-Cポートがあり、さらにセンターコンソールにも2つのUSB-Cポートが設置されている。後席の乗員には、センターコンソールの後方下部に2つのUSB-Cポートが設置されている。インフォテインメントシステムには、12.3インチタッチスクリーンとJBLプレミアムオーディオを搭載したトヨタオーディオマルチメディアが搭載される。
2023年、プリウス・プライムは最新のToyota Safety Sense世代であるTSS 3.0を標準装備する予定としている。このアクティブセーフティシステムは、先代プリウス・プライムに搭載されていた既存の機能セットを含み、さらにいくつかの強化された機能が含まれている。
この安全機能群には以下が含まれます:
- 歩行者検知機能付プリクラッシュシステム
- ステアリングアシスト付車線はみだしアラート
- ダイナミックレーダー・クルーズコントロール
- レーントレーシング・アシスト
- 交通標識アシスト
- 自動ハイビーム
- プロアクティブ・ドライビングアシスト