電気自動車になった日産の軽も『トミカ』に仲間入り! | トミカ × リアルカー オールカタログ / No.8 日産 サクラ

No.8 日産 サクラ (サスペンション可動・希望小売価格550円・税込)
発売から50年以上、半世紀を超えて支持される国産ダイキャストミニカーのスタンダードである『トミカ』と、自動車メディアとして戦前からの長い歴史を持つ『モーターファン』とのコラボレーションでお届けするトミカと実車の連載オールカタログ。あの『トミカ』の実車はどんなクルマ?
No.8 日産 サクラ (サスペンション可動・希望小売価格550円・税込)

2023年8月の第三土曜日に、それまでの『トミカ』の『No.8 トヨタ ライズ』に代わって登場したのが『No.8 日産 サクラ』です。サクラは100%電気で走る軽自動車規格の電気自動車で、軽自動車独自の小回り性能に加えて『日産リーフ』の開発で培われた技術がフル投入された電気自動車ならではの静粛性や力強くなめらかな加速が自慢です。

サクラ 実車フロントビュー(Xグレード/2022年モデル)*『トミカ』のモデル車両と同一規格ではありません。
サクラ 実車リヤビュー(Xグレード/2022年モデル)*『トミカ』のモデル車両と同一規格ではありません。

最大 195Nm のトルクを発揮するモーターと高度な制御技術により実現した素早く滑らかな加速により、高速道路の合流も無理なくスムーズに行なうことができます。また、モーターの構造を最適化することによって、軽自動車としては最高水準の静粛性が実現されています。最小回転半径4.8mという軽自動車ならではの小回り性能とあわせて、日常のあらゆるシーンで快適に運転でき、さらに、低重心化により車体の安定性を高め、段差通過時などにおいても高い乗り心地性能が提供されています。

アクセルペダルだけで加減速を思い通りにコントロールできる『e-Pedal Step(eペダル・ステップ)』が搭載され、誰にも運転しやすくなっているのがサクラの大きな特徴の一つ。

ドライブモードは“Eco(エコ)”“Standard(スタンダード)”“Sport(スポーツ)”の 3 つから選ぶことができ、シーンに合わせたドライブが楽しめます。また、アクセルペダルだけで車速を自在にコントロールできる『e-Pedal Step(eペダル・ステップ)』の搭載により、加減速を繰り返す市街地走行、滑らかな減速が必要な雪道などでの運転を、さらに快適で楽しいものにしています。

さらに高速道路の単一車線での運転支援技術である『プロパイロット』の採用に加え、駐車時にステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジ、パーキングブレーキのすべてを自動で制御する『プロパイロット パーキング』が軽自動車で初搭載されており、街中から高速道路、駐車場に至るまで、先進技術が運転をサポートしてくれます。

サクラは最先端のリチウムイオンバッテリーを使用する。センターに見えるのが20kWhのリチウムイオンバッテリー。リーフと同じくエンビジョンAESC製造のもの。

また、サクラには『日産 リーフ』にも搭載されている最先端のリチウムイオンバッテリーが搭載しています。これは搭載効率を高めるユニバーサルスタック構造により広い室内空間を確保しながらも、最大 180km(WLTC モード)という日常生活に十分な航続距離を確保するとともに、高い信頼性をも実現しています。また、このEV バッテリーに蓄えた電気を自宅へ給電することで、家庭の電力として使用することも可能です。もしもの時にはサクラは「走る蓄電池」となり、非常時には約1日分の家庭用電力を賄うことができます。

サクラの外観は静けさの中に潜む力強さを全体で表現しながらも、次世代の日産らしさを感じさせるフロントフェイスと光るエンブレムを採用、落ち着いた大人の雰囲気を感じさせるものに仕立てられていますが、最大の特徴は、夜道でも安心なドライブをアシストしてくれる、軽自動車初となるプロジェクタータイプの 3 眼ヘッドランプを採用した先進的でエレガントな薄型ヘッドライトです。また、バックドアには格子をヒントにしたワイドな LED リヤコンビネーションランプが搭載され、テールランプ全体を美しく光らせます。

2つのディスプレイが水平方向にレイアウトされ、ドライバーの視線移動に合わせた形状にすることで、使いやすく、見やすい設計とされたサクラのインパネ部分。

インテリアでは、インパネ部分はインターフェースに7インチのアドバンスドドライブアシストディスプレイを採用したメーターと、大画面の9インチナビゲーションの2つのディスプレイが水平方向にレイアウトされており、ドライバーの視線移動に合わせた形状にすることで、使いやすく、見やすい設計とされています。また、高品質なファブリックが広範囲にしつらえられ、シートには座り心地の良いソファデザインが採用されることで、ワンランク上の品質感を実現。またカッパー色のフィニッシャーが水平ラインに配置されることで、室内がモダンで広がりのある空間へと仕立てられています。

サクラのグレードによる大きな違いはフロントグリル部分のシールド。下が透けて見えるクリアブラックの樹脂を使用しているのが上級グレードのG、画像のように透けて見えないのが普及グレードのXとなる。

サクラには普及版と言えるXと上級版と言えるGの2つのグレードがありますが(ビジネス版のSグレードは除く)、両者の外観上の大きな違いはフロントグリル部分のシールドが、普及グレードのXがブラック、上級グレードのGがクリアブラックになっている部分でしょう。『トミカ』ではこの部分がクリアブラックをイメージした表現になっていますので、上級のGグレードを再現したものと思われます。模型用塗料などで黒く塗ってしまえば簡単にXグレードになります。とは言え、細かな作り込みの部分になってしまいますので、特に差異を気にする必要もないでしょう。

『トミカ』に新たに加わった『No.8 日産 サクラ』は、実車の持つ軽電気自動車ならではの雰囲気を上手く表現しています。2022-2023年『日本カー・オブ・ザ・イヤー』を受賞したこの軽電気自動車を、あなたのコレクションに加えてみてはいかがでしょうか。

■日産 サクラ (Gグレード) 主要諸元

全長×全幅×全高(mm):3395×1475×1655

ホイールベース(mm):2495

トレッド(前/後・mm) :1300/1295

車両重量(kg):1080

モーター型式:MM48型 交流同期式 20kW

モーター最高出力:47kW(64ps)/2302-10455rpm

モーター最大トルク:195Nm(19.9kgm)/0-2302rpm

トランスミッション:電気式CVT

サスペンション(前/後):ストラット/マルチリンク

ブレーキ(前後) :ベンチレーテッドディスク/ドラム

タイヤ:(前後):155/65R14 75S

日産が誇る二大カー・オブ・ザ・イヤー受賞車! あの高性能コンパクトカーもラインアップだ! トミカ × リアルカー オールカタログ / No.103 日産 ノート 

発売から50年以上、半世紀を超えて支持される国産ダイキャストミニカーのスタンダードである『トミカ』と、自動車メディアとして戦前からの長い歴史を持つ『モーターファン』とのコラボレーションでお届けするトミカと実車の連載オールカタログ。あの『トミカ』の実車はどんなクルマ?

■毎月第3土曜日はトミカの日!

No.6 マツダ CX-60 (サスペンション可動・希望小売価格550円・税込)

毎月第3土曜日は新しいトミカの発売日です。2023年8月の第3土曜日には、上でお伝えしているように、それまでの『No.8 トヨタ ライズ』に代わって『No.8 日産 サクラ』が登場します。また、それまでの『No.6 日産 キックス』に代わって『No.6 マツダ CX-60』が登場します。なお、『No.6 マツダ CX-60』には、初回出荷のみの特別仕様(特別色)もあります。

No.6 マツダ CX-60(初回特別仕様) (サスペンション可動・希望小売価格550円・税込)*初回のみの特別仕様(特別色)です。

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