後継モデルでは、シトロエン「e-C3」と同じEV対応プラットフォームを採用。より大型のクロスオーバーSUVとしてリボーン、「New Panda」(ニューパンダ)と呼ばれることになるという。
「Auto News」によると、後継モデルはシトロエンe-C3と同じ低価格の「ステランティス・スマートカー・プラットフォーム」をベースに開発されており、現在のパンダが生産されている南イタリアのナポリ近郊のポミリアーノ・ダルコ工場ではなく、セルビアで生産される予定だという。
予想CGは、同ブランドが2019年に公開した「コンセプト・チェントヴェンティ」(Fiat Concept Centoventi)に似ていることがわかる。しかし、バンパーに配置されていた正方形のLEDは、長方形に変更され、ヘッドライトはよりシャープに変更、LEDデイタイムランニングライトはストリップバーで接続されている。
側面では、コンセプトでフラットだったウエストラインが、後方へ向け上昇、従来のドアハンドルが装備され、キャラクターラインも新たに配置されている。後部では、コの字型テールライトが正方形に新設計され、スリムなLEDライトバーがその中心を走っている。
ボディサイズは「e-C3」と一致するとすれば、全長は4000 mm (157.5インチ)強、ホイールベースは2540 mm (100インチ)になる。これは、既存のパンダの3650 mm (143.5インチ)、および2300mm(90.6インチ)に比べて大型化され実用性が高まる。
またスペックも同様に44kWhバッテリーパックと、198マイル(320km)の走行が可能となるが、より小型のバッテリーで124マイル(200km)の航続距離を備えるエントリーモデルもラインナップ予定だという。
パンダ後継モデルの登場時期だが、現行型モデルの販売が好調のため、予想より遅れて、2025年後半以降になる可能性もありそうだ。