量産電気自動車の草分け・リーフもいよいよコンセプト一新!?
リーフは2010年から販売されている欧州CセグメントBEVだ。現行型となる第2世代は2017年にデビュー。7年が経過しており、世代交代のタイミングと見ていいだろう。
リーフ後継モデルは、次世代クロスオーバーEV「チルアウト」コンセプトからインスピレーションを得ていることが濃厚で、量産モデルでもこれまでのハッチバックとは大きく異なる、スポーツクロスオーバーとして生まれ変わると予想される。
「チルアウト」は、日産アンビション2030に合わせて発表されたコンセプトモデルで、ルノー・日産・三菱アライアンスの「CMF EV」プラットフォームを使用、次世代4輪制御技術「e-4ORCE」も採用予定となっている。
予想CGでは、滑らかなボディとシンプルなラインを持つクーペクロスオーバーで、現行型リーフのスタイルとは大きく異なっており、ボディサイズは全長4,500mmを超えて拡大されると思われる。また大胆なVモーショングリルはなく、黒いグリルとライトの形状はリーフを彷彿させるものとなっている。
後部はフロントエンドを模倣しており、LEDテールライトは垂直方向に2つと、水平方向に3つのユニットで構成、日産のブランドロゴも配置され、LEDライトで輪郭が囲まれている。
コンセプトモデルとリーフ後継の大きな違いの一つはコックピットだ。チルアウトは自律性によるリラックスを目的としており、従来のコントロールがなく、ミニマルなダッシュボードを占める大型ディスプレイが備えられていたが、リーフ後継では実用性の高い大型ディスプレイとデジタルインストルメントクラスターで構成されるコクピットが予想されている。
後継モデルでは、2WDと4WD「e-4ORCE」をラインナップが予想される。現行型リーフはベースモデルに110kWhバッテリー、上級の「リーフe+」には160kWhのバッテリーを搭載、リーフe+の航続距離は458kmとなっているが、次期型リーフでは大型バッテリーにより、最大700km以上を目標に開発が進められていると言う。