『ギアフェスタ』に行けば有名ブランド工具が驚きの価格で手に入る!今年は神戸&オンライン開催もあり!!【DIY派はこれを揃えてお工具!特別編】

2024年6月15日(土)、天王洲アイル・シーフォートスクエアにて国内最大級の工具の即売イベント『ギアフェスタ』が今年も開催された。今回は内外の一流工具メーカー50社以上が出展。憧れの一流工具メーカーの製品をお得に買えるだけでなく、メーカー関係者と直に交流できる数少ない工具ファン注目のイベントだ。MotorFan.jpで『DIY派はこれを揃えてお工具!』シリーズを連載する工具大好きライター・山崎龍が、ファクトリーギアが主催する工具の祭典をリポートする。
REPORT&PHOTO:山崎 龍(YAMAZAKI Ryu)

天王洲アイル・シーフォートスクエアに工具好きが集結!
ファクトリーギアが主催する工具の祭典『ギアフェスタ』

2024年6月15日(土)、国内最大級の工具の即売イベント『ギアフェスタ』が開催された。会場は昨年に引き続き、東京・天王洲アイル・シーフォートスクエア1F&2Fとなる。主催は国内13店舗・海外3店舗を構える上質工具専門店「ファクトリーギア」(本社:東京都品川区)だ。

ギアフェスタの会場となった天王洲アイル・シーフォートスクエア。

もともとこのイベントはファクトリーギア1号店となる柏店(千葉県)で毎年春に行われていたのだが、2019~2022年までは新型コロナウィルスの世界的な流行により実店舗での開催が見送られてきた(2022年はオンラインイベントとして開催)。

『ギアフェスタ』ってなに? ブランド工具がお得に買える? “工具好き”なら絶対行くべき魅惑の祭典!【DIY派はこれを揃えてお工具!特別編】

国内最大級の工具の即売イベント『ギアフェスタ』が4年ぶりに開催された。このイベントは国内13店舗・海外3店舗を構える上質工具専門店「ファクトリーギア」が主催し、内外の一流工具メーカー50社が出展。この日だけの特別プライスで各社イチ押しの工具を販売するという工具ファン垂涎のイベントだ。しかも、さらにレジでは5%オフ! 憧れの一流工具メーカーの製品をお得に買えるだけでなく、メーカー関係者と直に交流できる数少ないイベントなのである。MotorFan.jpで【DIY派はこれを揃えてお工具!】を連載する工具大好きライター・山崎龍がそんな魅惑のイベントをご案内!

そんな工具の祭典が4年ぶりに実施されたのが2023年の6月のこと。会場を千葉から2021年にオープンした天王洲アイルシーフォートスクエアに移し、装いも新たに再開されたのだ。今回のギアフェスタは天王洲アイルでの2回目の開催となった。

『ギアフェスタ TOKYO PALOOZA 2024』の出展社一覧(ファクトリーギアHPより)。

このイベントに参加する工具メーカーは50社以上。内外の工具メーカーが自慢の逸品を展示即売を行うということで、実際に製品を手にとって選ぶことができるだけでなく、メーカーの社員や開発関係者から普段聞くことのできない製品情報を直接聞けるまたとないチャンスともなる。もちろん、製品のほとんどはこの日だけのバーゲンプライスでの販売となる。

会場のブース配置図(ファクトリーギアHPより)。

メーカー自慢の新製品や憧れのハイクオリティな工具を
実際に手にとって選べて、しかも超お値打ち価格で買える!

また、ギアフェスタではファクトリーギアが厳選したスペシャルアイテムを数量限定で特別プライスで販売される。 一例を挙げると通常販売価格2万9799円のSnap-on(スナップオン)FH80ラチェットハンドルが66%OFFの9999円、通常販売価格1万5500~1万5700円のKNIPEX(クニペックス)ファクトリーギア限定製品握りもの3点セットが35~36%OFFの9999円、通常販売価格13万9000円のDeen(ディーン)セミワイド8段キャビネットが49%OFFの6万9900円(持ち帰り特価)と衝撃価格で販売されるのだ。

ギアフェスタで販売された数量限定のスペシャルアイテム。これらの商品は瞬く間に売り切れた(ファクトリーギアHPより)。

もちろん、これらはイベントの目玉商品となるので、開場とともにアッと言う間に売り切れてしまう。これらのスペシャルアイテムが欲しい人は、オープン前に並ぶ必要がある。今回も大勢の来客がお目当ての製品をGETすべく会場となる12時半前には長い列をなしていた。

開場時間の12時半となり、いよいよギアフェスタ2024が始まった。ファクトリーギアのスタッフから暖かい出迎えを受けて入場する来場者のみなさん。
このイベントのためにファクトリーギアが厳選した数量限定のスペシャルアイテムを買い求めるべく多くの人が開場とともにレジに殺到する。

さらに今回はギアフェスタとしては初の試みとして「謎解きはギアフェスタの中に」と銘打って、ギアフェスタ内に5つのキーワードが書かれたボードを探してメモし、正解を1階カウンターに伝えると特製ステッカーを貰えるラリーイベントを開催。こちらも多くの人が参加して盛り上がっていた。

今回初の試みとしてラリーイベント「謎解きはギアフェスタの中に」が開催された(ファクトリーギアHPより)。

そして、ギアフェスタと言えば、イベント閉幕1時間前の18時に実施される恒例の「た~いむ~さ~びすぅせ~る」抜きには語れない。高野倉匡人社長とジャンケンをして勝ち抜くと商品購入の権利が得られ、とてつもなくお得に買い物できるという催し物だ。

ギアフェスタ恒例の「た~いむ~さ~びすぅせ~る」。高野倉社長にジャンケンで勝ち抜くと超お買い得価格で上質工具の購入権が得られるという催し。

中には特定の条件をクリアした人だけが参加できるジャンケンもある。ここで購入権GETのためのヒントを少しだけお教えしすると、事前に2000円札と小銭を用意しておくと良いことがあるかもしれない。

「た~いむ~さ~びすぅせ~る」のジャンケンを3回も勝ち抜き、見事破格値で上質工具をGETした坂本さんご夫妻。『ファクトリーギアTV』(同社のYOUTUBEチャンネル)を見て「傾向と対策」をしっかり予習したことが役立ったとのこと。

東京の「ギアフェスタ」が終わってもまだ間に合う!
神戸で初開催の「ギガフェスタ」と「ギアフェスタ ONLINE」

2024年のギアフェスタは盛況のうちに幕を下ろした。この記事を読んだ読者の中には「行けば良かった」と今さらながら悔しい思いをしている人もいるに違いない。しかし、ファクトリーギアの即売イベントはギアフェスタだけでは終わらない。

なんと、今年は東京と神戸の2都市開催! 今春、ROKKO i-PARK内にグランドオープンした「GIGAファクトリーギア」を会場に、2024年6月29日12時半から「ギガフェスタ」が開催されることがすでにアナウンスされている。特価販売される製品などの詳細はまだ明らかにされていないが、おそらくは東京に負けず劣らずのビッグイベントになることは間違いない。

しかし「東京店も神戸も遠くて行けない……」「土曜日は仕事をどうしても休むことが出来ない……」などなど、様々な理由で泣く泣く参加を見送った工具ファンも多かったことだろう。しかし、ファクトリーギアはそんなお嘆きの皆さんへの救済イベントを用意してくれた。ギアフェスタ&ギガフェスタの開催日にタイミングを合わせて「ギアフェスタ ONLINE」の実施が発表されているのだ。

「ギアフェスタONLINE」では上質工具が数量限定でスペシャルプライスで販売される。ギアフェスタやギガフェスタの会場に行けない人はオンラインで参加しよう。詳細は公式HPにて。

このギアフェスタONLINEでは、ギアフェスタの会場で販売される特価品を数量限定でオンライン販売する。さらには期間中に買い物をするとポイントが3倍になるという嬉しい特典もある。また、会場の雰囲気を知りたいという人のためには、イベント開催日の15時からファクトリーギアスタッフが会場からLIVE配信を行うという。

プライヤーやニッパーなどの「握りもの」専門の工具メーカーKNIPEXのブース。実際に製品を手にとって選ぶことができるだけでなく、KNIPEX TOOLS JAPANのスタッフから詳しい説明を受けることができる。
ギアフェスタ恒例のワケアリ特価セール。全品500円均一也。掘り出し物と出会えるチャンスだが、早い者勝ちなので皆が欲しがりそうな工具からなくなって行くゾ。
高品質のスクリュードライバーで有名なWera(ヴェラ)は、最近ではソケットツールにも力を入れている。Weraを取り扱うトラスコ中山・海外商品部の嶋田一茅香さんが手に持つのは、 8010 B ZYKLOP 3/8インチ・コンフォートラチェットハンドル。プラスチックスリーブによりラチェット表面を保護し(同時に作業対象を傷つける心配もない)、ソフトなグリップゾーンは油脂からの滑り止めと低温環境下での作業性を高める。ギア数は89枚で送り角は4.5度。ブッシュリリースボタンを備える。

すでに第1弾はギアフェスタの閉幕とともに終了しているが、ギガフェスタ開催に合わせて行うギアフェスタONLINEの第2弾はこれからだ。6月29日の実施を前に、詳細はこれから順次発表されるようなので、工具に興味のある人はファクトリーギア公式HPを事前にチェックしておこう!

ギアフェスタには全国のファクトリーギア店舗からスタッフが応援に駆けつける。その中にはYouTube番組『工具屋てっちゃん』でお馴染みの豊橋店店長の澤山哲也さんもいた。高野倉匡人社長や『FACTORY GEAT TIMES』のMC役でお馴染みの高橋一秀さんと並ぶカリスマスタッフのひとりで、澤山さんと一緒に記念撮影する人、工具について談笑する人で彼の周りには終日人だかりができていた。

ギアフェスタに出展した工具メーカーのブースを紹介!

日本を代表するソケットツールメーカーのコーケン(山下工業研究所)。高品質のソケットツールは世界的に人気がある。
コーケンスタッフからはZ-EALナットグリップユニバーサルソケットセット(RS3441MZ/5-YA 3/8)が「最近発売したばかりの自信作です」とオススメされた。ソケット内側の2つのボールがボルトをしっかり保持し、6面式ボールジョイントの採用でスムーズな回転とコンパクト化を実現している。
HAZETと並ぶドイツを代表する工具メーカーのSTAHLWILLE(スタビレー)のブース。工具ファン憧れの逸品工具が40~50%OFFで販売されていた。
電工工具メーカーとしては世界的なシェアを誇るアメリカのKLEIN TOOLS(クラインツール)。自動車やバイク用としてはまだまだ使用している人が少ないが、ニッパーやペンチなどはタフで高品質。じつは筆者も愛用している。
電動工具で有名なBOSCH(ボッシュ)は、じつはハンドツールのラインナップも豊富だ。今回のギアフェスタでは定番の電動工具の他にハンドツールを展示・販売していた。
ハンドル部分を大胆に肉抜きし、軽量化を図ったライツールシリーズで人気の旭金属工業のブース。イオンフレーティング加工した高品質なライツール・ラチェットレンチが今回のイチオシ。
新潟県燕三条の工具メーカー・ツノダ。ニッパーやペンチなどの高品質な「握りもの」工具を比較的リーズナブルなプライスで販売するメーカーだ。
メリー」のブランドで知られる室本鉄工。コンパクトで取り扱いの良いカップリングツール(カプラー抜き)、結束バンドの切断面にアールがつくことで作業中の怪我を防止するアールカットニッパー、固着したネジを外すためのネジラーなどの優れたアイデア工具を展示・販売していた。
日本で初めてボルトカッターを製品化したMCC(松坂鉄工所)。今回のギアフェスタには、同社の主力製品であるボルトカッターやパイプレンチなどを会場に持ち込んでいた。
手頃な価格で高品質な工具を販売するドイツの総合工具メーカーのPROXXON(プロクソン)。今回はトルクレンチを会場限定特価で販売していた。
ドイツメーカーらしい質実剛健なプロ用工具をラインナップするHAZET(ハゼット)。ギアフェスタでは憧れのドイツ製上質工具が驚きのプライスで買える!
工具の町・新潟県燕三条でペンチやプライヤー、ニッパーなどを製造・販売するスリーピークス技研。写真は同社イチオシする逸品で、先端は結束バンドをきれいにカットする片刃、刃元は金属線の切断に向く両刃という1本で様々な用途に対応する結束バンド2WAYニッパー。
近年、日本国内でも着実に人気を掴んでいるmilwaukee Tool(ミルウォーキーツール)の電動工具。同社の製品は強力なモーターにより高トルク・高回転で作業効率を大幅にアップする。しかも耐久性も非常に高い。
アメリカ生まれの超浸透性防錆潤滑剤スプレー WD-40。メーカーは推奨していないとのことだが、ヘッドランプの曇取りに効果を発揮する。ただし、使用は自己責任で。
イタリアからやって来たデザインと機能性を両立させた作業靴のDIKE(ディガー)。耐衝撃性は200ジュール以上。履き心地、軽さ、耐久性は他者の追随を許さない高性能・高品質の作業靴。そんなDIKE製品が驚きの50%OFF。これはお買い得だ!
今回のギアフェスタで筆者が購入したアイテムがこれだ。VICTOR(ヴィクター)のモンキーレンチは1951年製。IRWIN(アーウィン)に吸収され、メーカーが消滅したpetersen vise grip(ピーターゼン・バイスグリップ)は当時物のデッドストック。こうしたユニークな製品もギアフェスタでは販売される。
ファクトリーギア・高野倉匡人社長

主催であるファクトリーギアの高野倉匡人社長は今回のギアフェスタについて次のように語ってくれた。

「天王洲アイルに会場を移して2回目のギアフェスタということで、イベント当日までは少し不安がありました。ですが、たくさんのメーカー・取引先のみなさん、長い時間をかけて準備してくれたスタッフ、来場したお客様のおかげで大変な賑わいとなりました。みなさんには感謝の言葉しかありません。
これだけの工具ブランドが一同に会する機会もなかなかないと思います。今年は東京だけでなく、今年3月にオープンした神戸の「GIGAファクトリーギア」でも『ギガフェスタ』を6月29日(土)に開催いたします。そちらのイベントもぜひよろしくお願い致します」

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著者プロフィール

山崎 龍 近影

山崎 龍

フリーライター。1973年東京生まれ。自動車雑誌編集者を経てフリーに。クルマやバイクが一応の専門だが、…